女子ワールドカップ・チームが帰国【2007年3月26日】






 3月22〜23日にロシア・クラスノヤルスクで行われた第7回女子ワールドカップに出場していた日本代表チームが25日、成田空港に帰国した。日本は4連覇を逃したとはいえ、若手中心のチーム構成で2位の成績は立派。長旅を終えた選手たちの表情も明るかった。

 代表チームは、決勝でほぼベストメンバーをそろえた中国に1−6で敗れた。数字上は完敗ということになるが、金浜良コーチ(ジャパンビバレッジ)は「決勝は中国のパワーレスリングに対して正直に闘ってしまい、パワーでねじふせられてしまった。若さが出てしまったと言えるが、55kg級の松川(知華子=日大)にしても63kg級の西牧(未央=中京女大)にしても第1ピリオドをとっての敗戦。1−6とはいえ接戦の中での負けだった」と若手選手たちの頑張りに評価を与えていた。

 特筆すべきは48s級で闘った甲斐友梨(中京女大)の活躍だろう。中国戦では2005年の同級世界チャンピオンの任雪層(レン・シュセン)から金星を挙げ、会を通して3戦全勝だった。甲斐は「オリンピックの階級だし、思い切ってやろうと思った。これまで国際大会ではなかなかいい結果が出ていなかったので、本当に大きな自信になりました。勝つって最高ですね!」と満面の笑み。若い選手たちにとって実りのある大会だったようだ。

(文・撮影=渋谷淳)


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