中国は任雪層、王旭らが出場…女子ワールドカップ【2007年3月21日】






 3月22〜23日にロシア・クラスノヤルスクで行われる女子ワールドカップのエントリー選手が判明。地元ロシアのほか、中国、米国もベストメンバーを入れた布陣で臨んでくることが分かった。

 中国は48kg級に2005年世界チャンピオンの任雪層(レン・シュセン)、63kg級に2006年67kg級世界チャンピオンの景端雪(ジン・ルウシュ)、72kg級にアテネ五輪金メダリストの王旭(ワン・シュ、
右写真)をそろえた。51kg級にはドーハ・アジア大会48kg級2位の黎笑媚(リ・シアオメイ)、59kg級はアテネ五輪55kg級5位の孫東梅(スン・ドンメイ)がそれぞれ階級を上げてエントリーした。55、67kg級は新顔選手が出場する。

 米国は51kg級にパトリシア・ミランダ、67kg級にカティー・ドゥイングの昨年の全米チャンピオンが出場。59kg級にはアテネ五輪63kg級2位のサラ・マクマンがエントリーした。この大会は2kgオーバーで計量するので(59kg級は61kgで計量)、この大会だけの措置と思われるが…。72kg級には2005年世界チャンピオンのアイリス・スミス
(左写真)が出場する。

 ドイツも48kg級に2002年世界チャンピオンのブリジット・ワグナー、67kg級に2006年世界3位のマリア・ミュラー、72kg級に昨年のゴールデンGP優勝のアニータ・シャツルがエントリーし、全階級でベストメンバーと思われる。

 ベラルーシは、55kg級で2006年世界2位のマリヤ・エゴロバ、63kg級に2005年世界3位のオルガ・キルコら世界で実績を残した選手が名を連ねた。

 地元のロシアは各階級とも3選手がエントリーしており、55kg級で2年連続欧州チャンピオンのナタリア・ゴルツ
(右写真)ら強豪が並ぶ。72kg級は、昨年世界3位で、今年2、3月に2005年世界チャンピオンのアイリス・スミス(米国)を破ったアレナ・ペレペルキア、2月の同大会(米国)で世界チャンピオンのスタンカ・スラテバ(ブルガリア)を2−0(4-0,6-0)で破ったダリア・ナザロバ、2月にフランスでスミスを破ったグゼル・マニュロバの3人の“世界チャンピオン・キラー”が並んでいる。スミス、王旭らとの対戦も注目される。

 なお、日本は当初、59kg級・西牧未央、63kg級・山名慧(ともに中京女大)だったが、その2人を入れ替えてエントリーした。


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