拓大の「3冠達成記念祝賀会」が盛大に【2007年3月11日】


OB会会長 OB会最高顧問 大学常務理事 乾杯 チアリダー 佐々木健介夫妻 五輪メダリスト
 
日本協会常務 プロ選手 4年生選手 新入部員 新主将 旧主将 監督あいさつ

 今年度、学生の4つの団体戦のうち3つを制覇した拓大の「3冠達成記念祝賀会」が3月10日、都内の京王プラザホテルで行われ、同部史上初の快挙を祝うとともに、さらなる飛躍を誓った。

 拓大は今年度、5月のリーグ戦でこそ日大に敗れて一部Aグループの2位に終わり、連覇を逃したが、9月の全日本学生王座決定戦で優勝し、10月の全日本大学グレコローマン選手権と12月の全日本大学選手権の各大学対抗得点で優勝。同好会としてスタートしてから69年目にして初めて3冠を達成した。

 会では、レスリング部OB会の前田猛会長の開会あいさつのあと、OB会の宇佐美茂最高顧問(日本協会前副会長)が「かつては、出ると負けとは言わないが、負けることが多かった。勝って胸を張りたいと思っていた。よくやった」とあいさつ。

 来賓として来場された拓大の佐野幸夫常務理事、日本協会の今泉雄策常務理事、衆議院議員でもある馳浩専大監督らが祝辞を述べた。

 拓大は、日本にレスリングがスタートしてから7年後の1938(昭和13)年に同好会としてスタート。1940年に部に昇格し、1941年秋から関東学生リーグ戦(現東日本学生リーグ戦)に参加した。1960年に高比良政利氏がグレコローマンのバンタム級でローマ五輪に、1964年にはOBの中浦章氏がグレコローマン・ライトヘビー級で東京五輪に出場するなど、個人では強豪選手を輩出した。

 その後、部の消滅の危機に直面しながらも立ち直り、1994年には1988年ソウル・1992年バルセロナ両五輪代表の西口茂樹コーチが大学職員として採用され、卓越した指導能力で急成長。2000年に全日本大学グレコローマン選手権で団体優勝を達成。2002年に東日本学生リーグ戦を初制覇した。

 現在では、男子グレコローマン55kg級アテネ五輪代表の豊田雅俊(警視庁)ら日本代表選手も輩出している。



◎拓大の最近15年間の年度別成績
年 度 東日本学生
リーグ戦
全日本学生
王座決定戦
全日本大学
グレコ選手権
全日本
大学選手権
1992年 B4位 不出場 順位なし 順位なし
1993年 B7位 不出場 順位なし 順位なし
1994年 B5位 三回戦敗退 7 位 順位なし
1995年 B1位 7 位 4 位 順位なし
1996年 7 位 5 位 2 位 6 位
1997年 B1位 7 位 2 位 12 位
1998年 3 位 3 位 2 位 4 位
1999年 4 位 4 位 2 位 5 位
2000年 4 位 二回戦敗退 優 勝 4 位
2001年 2 位 3 位 優 勝 3 位
2002年 優 勝 4 位 優 勝 4 位
2003年 3 位 二回戦敗退 優 勝 3 位
2004年 7 位 二回戦敗退 2 位 2 位
2005年 優 勝 2 位 優 勝 3 位
2006年 3位(A2位) 優 勝 優 勝 優 勝

※順位なし=下位の順位のため不明、または得点なし



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