松永共広(ALSOK綜合警備保障)はモンゴル選手へのリベンジ戦へ…ヤシャ・ドク国際大会2007年3月3日】






 欧州遠征中の男子フリースタイルの全日本チームは、3月3〜4日にトルコ・アンカラで行われる「ヤシャ・ドク国際大会」に出場するが、2日(日本時間3日未明)に55kg級などの計量が行われ、24選手出場の55kg級の松永共広(ALSOK綜合警備保障)は、2005年世界選手権3位決定戦で敗れたナランバータル・バヤラー(モンゴル)と初戦で対戦することになった。

 昨年、田岡秀規(自衛隊)に日本代表の座を譲ってしまった松永にとっては、約1年ぶりの国際大会。しかし、それまでに数多くの国際大会を経験し、結果を出している松永にとっては「特別に緊張することはありません。いつもの国際大会に比べて選手が多いとは感じますけど…」と、気持ちは揺らいでいない。この大会は2年前に優勝している大会だけに、気持ちの入り方も違うようで、「(バヤラーに)リベンジします」と気合を入れた。

 前回の対戦ではパワーの強さを感じたという。以来、専門的なパワーアップのトレーニングを取り入れてきた。それらを含めて、「自分がどのくらい成長したのかを試してみたい」と話した。なお、田岡はブルガリア選手が初戦の相手。

 24選手出場の84kg級の鈴木豊(自衛隊)は全日本チャンピオンとして初めて国際大会。「自分の持っているものをすべて出して、全力で闘います」と力をこめる。昨年のアジア選手権にも出場しているが、日本の一番手選手としての出場は「最高の気持ちです」と言う。練習の一環としての試合出場であり、結果より内容が問われる試合だが、「内容がよければ結果が出てくるはずです」と、上位入賞を目指す。

 66kg級は27選手が出場し、小島豪臣(周南システム産業)はトルコ選手と、米満達弘(拓大)はブルガリア選手とそれぞれ初戦で闘う。

呉越同舟でしのぎをけずる松永(右)と田岡。結果を出すのは? 全日本王者として初の遠征に臨んだ鈴木。結果を出せるか。 トルコの女子選手。ブルガリアやモンゴルを迎え撃つ。


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