ALSOK綜合警備保障の「アジア大会優勝祝賀会」が盛大に2007年2月7日】







 昨年12月のドーハ・アジア大会で金メダル4個を取ったALSOK綜合警備保障の「アジア大会ALSOK選手優勝祝賀会」が2月6日、大阪・帝国ホテル大阪に関係者450名以上を集めて行われた。

 同大会で日本は男女を通じて4個の金メダルを獲得したが、そのすべてがALSOK綜合警備保障の所属選手と4月からの入社が内定している伊調馨(中京女大)によるもの。所属選手の大活躍に祝賀会は大いに盛り上がり、選手たちは4月14日のジャパンビバレッジ・クイーンズカップ2007(女子=東京・駒沢体育館)と6月の明治乳業杯全日本選抜選手権(男子=東京・代々木第二体育館)、さらには北京オリンピック第1次予選となる9月の世界選手権(アゼルバイジャン・バクー)へ向けて優勝を誓った。(取材・撮影=宮崎俊哉)


大橋正教監督(中央)と選手たち 村井温社長が誇らしくあいさつ

 男子グレコローマン60kg級・笹本睦選手「初のメジャー大会で優勝でき、とてもうれしいです。(今年は)選抜大会で優勝して、オリンピック1次予選となる世界選手権で日本代表権を獲得し、北京に向けてがんばりたいです。昨年は世界選手権、アジア大会と試合が続き、体重を落とすのに疲れて、全日本選手権へ向けては正直なところ、満足に練習できませんでした。自分としては、特にこの1年で成長した部分はないと思います。

 昨年の世界選手権ではアメリカの選手が優勝しましたが、あまり負けたことがなく、自分にとっては得意な選手。ほかの強豪選手も自分と大差ないと思うので、ここというときにきっちりポイントが取れるようになれば勝てると思うので、きちんと練習していきたいと思います」


 女子55kg級・吉田沙保里選手「アジア大会は、開会式で日本選手団の旗手として早くからろいろな思いを持って選手村に入りましたが、優勝できてうれしかったです。今年はクイーンズカップで優勝して代表となり、世界選手権でも優勝して、オリンピンピック2連覇につなげたいと思います。全日本選手権は久しぶりに緊張した試合でしたが、得意のタックルを出さずに違う技で勝てたのが成長したところだと思います。

 今はタックルだけでなく、がぶりなども課題にして練習しています。オリンピックの選考方法については、自分はどういう選び方でもいいです。全ての大会で優勝すれば代表になれるんですから。早く決まっても遅く決まっても、試合に合わせて調整するので代表決定の時期についても関係ありません」


 女子48kg級・伊調千春選手「初めてのアジア大会でしたが、世界選手権が終わってすぐだったのでモチベーションを高めることができず、優勝はできましたが、内容は最悪。納得できる試合は一つもありませんでした。でも、そのおかげで全日本選手権に向けてはうまく切り換えることができ、優勝できました。

 自分自身、特別成長したところはないと思いますが、全日本選手権決勝で1点先制されても、絶対取り返せると焦らなかったことが成長したところかな、という感じです。世界選手権、アジア大会を経験して、自信がついたのでしょう。オリンピック代表内定条件が世界選手権金メダルということで、ちょっと厳しいなぁと思いますが、オリンピックに関係なく、世界選手権でも優勝したいと思います。

 アテネのときは、プレーオフまでもつれ込んで4月に代表となり、本番が8月だったので、4ヶ月という短い期間だったため、かえってプレッシャーを感じないまま臨むことができました。今回は代表に決まったから期間が長いので、その間、気持ちの波があるんじゃないかと思います。でも、自分のピークを大事な試合に持っていけるのがトップアスリートなので、精一杯がんばります」



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