《日本レスリング協会公式ホームページ》

2007年世界選手権　男子グレコローマン66kg級　展望

　【写真は昨年の表彰式。左から２位＝ベガリエフ（キルギスタン）、優勝＝李岩岩（中国）、３位＝コバンレンコ（ロシア）、レスター（米国）】　

　昨年の世界王者の李岩岩（中国）は、前年も７位に入賞しているが、今年２月のデーブ・シュルツ国際大会（米国）で上位進出できないなど絶対的な強さはない。むしろ、05年の欧州・世界王者で、今年も欧州王者となったニコライ・ゲルゴフ（ブルガリア）や、昨年２位で今年のアジア王者、カナトベク・ベガリエフ（キルギスタン）の方が要注意と考えるのが普通ではないか。

　アテネ五輪王者のファリド・マンスロフ（アゼルバイジャン）が休養を終えて出場してくる。地元の利を生かして優勝を狙ってくるだろう。五輪２位で昨年６位のベテラン、セレフ・エログル（トルコ）はどこまで力をキープしているか。

　米国代表は昨年３位のジャスティン・ハリー・レスターで、今年のパンアメリカン大会でも優勝と力をキープ。ロシアは全くの新人のイワン・ボロトフが出場しそうで、実力は未知数だ。

　昨年、アジア大会で銅メダルを獲得した飯室雅規（日本）は大物を１人でも食い、上位進出を狙いたい。

（最終エントリーは試合前日。選手は変更される場合もあります）

※2004〜07年の各種大会の成績 ⇒ クリック（ｐｄｆファイル）