《2007年天皇杯全日本選手権 展望》
男子フリースタイル60kg級
■出場選手(順不同) | ||||||
湯元健一 | 大沢茂樹 | 大館信也 | 井上謙二 | 藤本健太 | 清水聖志人 | 前田翔吾 |
(日体大助手) | (山梨学院大) | (自衛隊) | (自衛隊) | (近大ク) | (クリナップ) | (日体大) |
内村勇太 | 高塚紀行 | 菊池憲 | 小田裕之 | 安澤薫 | 山口代悟 | 谷和典 |
(拓大) | (日大) | (日体大) | (国士大) | (早大) | (近大) | (日大OB) |
斎藤裕之 | 小林洋祐 | 矢野吉住 | 石田智嗣 | 大津卓睦 | ||
(自衛隊) | (松阪ク) | (立命館大) | (京都・立命館宇治高) | (スターツグループ) | ||
■最近の主な大会の成績 | ||||||
2004年全日本選手権優勝選手 | 2005年全日本選抜選手権優勝選手 | 2005年世界選手権代表選手 | ||||
小島 豪臣 | 湯元 健一 | 湯元 健一 | ||||
2005年全日本選手権優勝選手 | 2006年全日本選抜選手権優勝選手 | 2006年世界選手権代表選手 | ||||
湯元 健一 | 高塚 紀行 | 高塚 紀行 | ||||
2006年全日本選手権優勝選手 | 2007年全日本選抜選手権優勝選手 | 2007年世界選手権代表選手 | ||||
湯元 健一 | 大沢 茂樹 | 湯元 健一 |
【優勝戦線にからみそうな強豪】
湯元健一(日体大助手)=2005年と今年の世界選手権代表。6月の全日本選抜選手権決勝は大沢茂樹に敗れるも、プレーオフで勝って世界選手権のキップを得た。世界選手権は初戦敗退だったが、8月のベログラゾフ国際大会(ロシア)では国際大会初のメダルを獲得し、国際舞台で通じる力をつけつるある。
高塚紀行(日大)=2005年世界ジュニア選手権3位を経て、2006年世界選手権で05年欧州王者を破って銅メダルを獲得。大学3年生では28年ぶりのメダルを取った。しかし、昨年度の全日本選手権では大沢茂樹に敗れ、6月の全日本選抜選手権では清水聖志人に敗れるなど不振。8月の全日本学生選手権で大沢を破って優勝したものの、9月の全日本学生王座決定戦(団体戦)と11月の全日本大学選手権で小田裕之に連敗するなど、調子が出せないでいる。
大沢茂樹(山梨学院大)=2005年に1年生の全日本大学王者へ。2006年世界ジュニア選手権3位。今年は全日本選抜選手権で湯元健一を破って優勝しながら、プレーオフで湯元に敗れて世界選手権代表を逃す。8月の全日本学生選手権は高塚紀行に敗れて2位。10月の国体では大館信也に敗れて5位に終わったが、11月の全日本大学選手権で優勝し、実力を見せた。
井上謙二(自衛隊)=アテネ五輪銅メダリスト。負傷のオーバーホールでマットを離れたあと、昨年度の全日本選手権で山本“KID”徳郁を破って再度注目を浴びた。決勝は湯元健一に完敗。しかし、3月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で湯元にリベンジする。6月の全日本選抜選手権は大沢茂樹に敗れて3位。
大館信也(自衛隊)=国士大卒業のあと、韓国体育大学の修士課程終了の経歴を持つ。2005年10月のサンキスト国際オープン(米国)で銅メダルを獲得したのち、今年4月に自衛隊に入隊。5月のアジア選手権で銀メダル獲得。10月の国体では全日本選抜王者の大沢茂樹を破るなどして優勝し、一段と実力をつけている。
清水聖志人(クリナップ)=2005年までは55kg級の選手。60kg級へアップし、2006年11月のNYACホリデー・オープン(米国)で優勝。今年6月の全日本選抜選手権で2006年世界3位の高塚紀行を破る殊勲を挙げたが、2回戦で敗退。
小田裕之(国士大)=中学時代に全国大会3連覇の実績を持つ。今年9月の全日本学生王座決定戦(団体)と11月の全日本大学選手権で2006年世界3位の高塚紀行に連勝した。全日本大学選手権は決勝で大沢茂樹に敗れ、1年生王者ならず。
谷和典(日大ク)=今年7月の全日本社会人選手権に優勝し、11月のNYACホリデー・オープンにも優勝。波に乗っている。