今年、日本人として６人目となる国際レスリング連盟（ＦＩＬA）殿堂入りを果たした日大の富山英明監督（日本協会強化委員長）の「国際レスリング連盟殿堂入りを祝う会」が11月１日、都内の明治記念館で約500人が集まって行われた。幸子夫人の参加するゴスペル・サークルによる合唱でスタートした会では、発起人の１人の池田進・日大ＯＢ会副会長（新潟県協会会長）が祝福のあいさつ（右写真＝ゴスペル・サークルの人たちと富山夫妻）。
日大卒の福田富昭・日本協会会長が「今年４月に教授になり、ＦＩＬＡの殿堂入り、オリンピックでメダル獲得の伝統を守り、富山監督にとっては最高の１年だったと思う。今後の活躍を期待したい」と続け、日本大学の酒井健夫総長、田中英寿理事長が祝辞を述べた。
富山監督は「３連休の初日にこれだけの人が集まってくれて感激です。メダルの伝統を途切れさせないように必死でやってきた。強化委員長として２期８年を終え、ホッとしています。オリンピックの年に殿堂入りを果たせ、多くの方への感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつした。
乾杯の音頭をとった茨城県協会の田山東湖会長が、県民栄誉賞に輝いたことを報告。喜びに拍車をかけた。
会場には、日大レスリング部の後輩の本田多聞さん（プロレスリング・ノア）や宮田和幸さん（プロ格闘家）のほか、平仲信明さん（プロボクシング元世界王者）が沖縄から駆けつけ、陣内貴美子さん（バドミントン）らの姿も。サッカーの岡田武史・日本代表チーム監督、マラソンの瀬古利彦さんの同期の２人はビデオにてFILA殿堂入りを祝福した。
