栄和人・全日本女子監督が中京女大の教授へ【2008年11月1日】



 北京オリンピックの女子の監督を務めた中京女大の栄和人監督が11月1日付で中京女大の健康科学部健康スポーツ科学科の教授に就任することになった。

 同監督は1996年から愛知・中京女大附属高校の教員を務めるかたわらで同高と中京女大のレスリング部を指導。中京女大の選手の中から坂本日登美(現自衛隊)をはじめ、吉田沙保里、伊調馨、伊調千春(現ALSOK綜合警備保障)と世界チャンピオンを続けざまに輩出。よりレスリング活動に専念できるようにと、2003年に中京女大の職員に採用された。

 その後も、同大学を卒業した吉田選手や伊調姉妹を指導し、北京五輪で吉田選手と伊調馨選手をともに2連覇を達成させ、伊調千春選手に連続銀メダルを取らせた。その成果が認められ、教授に任命されることになった。レスリング活動により力を入れられるポジションだという。

 栄監督は2012年ロンドン五輪まで女子の全日本チームの指揮をとることが内定しており、「若手の底上げをやり、ロンドン五輪でも全階級でメダルを取れるように全力を尽くしたい」と話した。


《iモード=前ページへ戻る》
《前ページへ戻る》