【特集】埼玉が4年ぶりの総合優勝へ王手 静岡は逆転へ好位置につける…国体3日目【2008年10月1日】



 「チャレンジ! おおいた国体」も3日目となり、県別対抗戦も大詰めを迎えた。フリースタイル終了時点では、成年120s級で優勝した荒木田進謙(専大)が所属する青森が優勝1階級、2位3階級、3位2階級と大暴れし、52・5点でトップ。自衛隊勢を多く擁する埼玉(48点)が2位で追い、3位には成年60s級で優勝した大沢茂樹(山梨学院大)を擁する茨城と、少年の部で高校五冠王者に輝いた北村公平(京都八幡)がいる京都が46・5点で並んでいた。

 グレコローマンでは、準決勝進出0人の青森が後退。現在、暫定で総合1位を走るのはフリースタイルから一つ順位を上げた埼玉。成年120s級ではエース核の新庄寛和(自衛隊)と少年55s級の矢後匡平(花咲徳栄)が初戦で敗れるアクシデントがあったが、2人が準決勝に進出。現在の持ち点は61・5点と最も高く、4年ぶりの総合優勝が見えてきた。

 フリースタイルで総合8位と出遅れた静岡は、グレコローマンの4階級でベスト4入り。そのうち長谷川恒平(福一漁業)と岩崎裕樹(ホテル銀水荘)は現役全日本チャンピオン。自力Vは消えておらず、地元開催となった5年前の静岡国体以来の優勝を目指して、最終日の大逆転にかける。

 地元の大分は全日本選抜選手権王者の84s級・太田充洋(津久見高教)の活躍などで得点を伸ばしたが、ポイントゲッターの成年74s級・後藤秀樹(日本文理大=
右写真)が準々決勝で逆転負け。優勝圏内には入れず、昨年の秋田に引き続いて地元チームが総合優勝という夢は破れた。

(文・撮影=増渕由気子)



《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》