全日本選抜王者の新庄寛和(埼玉・自衛隊)、北岡秀王(福島・クリナップ)が敗退…国体3日目【2008年9月30日】



 第63回国民体育大会「チャレンジ! おおいた国体」第3日は9月30日、大分・佐伯市総合体育館で成年・少年のグレコローマン準々決勝までが行われ、成年96s級では北京五輪代表の加藤賢三(愛知・自衛隊)がエントリー。五輪代表のオーラを見せ付けて、すべての試合を第1ピリオドでフォール勝ちした。成年55s級では全日本王者の長谷川恒平(静岡・福一漁業)と6度目の国体制覇を狙う“ミスター国体”村田知也(三重・久居高教)が順調に勝ち進んだ。

 波乱の階級となったのは成年60s級。現全日本選抜王者でアジア選手権3位の北岡秀王(福島・クリナップ)と元全日本王者の平井進悟(長野・ALSOK綜合警備保障)がベスト8で敗退する番狂わせがあった。また、120kg級アジア選手権銅メダリストで北京五輪最終予選代表の新庄寛和(埼玉・自衛隊)が、世界ジュニア選手権3位の平川臣一(福岡・専大)にストレートで敗退した。

 成年84s級では地元開催に花を添えたい太田充洋(大分・津久見高教)が奮闘。2試合を勝ち抜いてベスト4に進出した。

 少年の部ではインターハイ最優秀選手の60s級の井上貴尋(兵庫・育英)が両スタイルに渡っての高校三冠王へ向けて幸先いいスタート。初戦(2回戦)と3回戦をともに、豪快なリフトを何度も決めて会場を湧かせた。

(文・撮影=増渕由気子)

五輪代表選手の貫録を見せて圧勝続きの成年96kg級の加藤賢三(埼玉) 55kg級全日本王者の長谷川恒平(静岡)も順当に勝ち進む。


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