富山英明強化委員長(日大教)が勇退、後任候補に佐藤満氏(専大教)【2008年9月10日】



 日本協会は9月9日、都内で理事会を開催し、2000年シドニー五輪後から8年間にわたって強化を担当してきた富山英明強化委員長(日大教)の勇退を承認した。福田富昭会長は「成績が悪いからではなく、8年間と長くやってきたから」と説明。10月の世界女子選手権(東京)が委員長として最後の役目になるという。

 富山委員長は後任に1988年ソウル五輪金メダリストの佐藤満氏(専大教=専大ヘッドコーチ)を推薦。理事会に出席していた佐藤氏は「前向きに考えたい。多くの人たちの協力がなければできないこと。協力があれば、強化に貢献したい」と話し、受諾の方向。強化体制とともに福田会長と高田裕司専務理事(山梨学院大教)に一任となり、決定次第、新強化体制がスタートする予定。

 なお、女子については従来の体制で2012年ロンドン五輪を目指す。福田会長は「強化委員長が3スタイルをすべて見る現在の体制のほか、3スタイルに強化委員長を置く案も出ている。いろんな人と話し合って強化体制を決め、強化委員長、強化スタッフを決めたい」と説明した。


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