浜口京子(ジャパンビバレッジ)、幻のフォールで勝利逃す【2008年8月17日】






 反則の頭突きや誤審に泣いた72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)が、またしても不可解な“レフェリーストップ”に泣いた。

 準決勝の王嬌(中国)戦。浜口は開始早々にタックルを仕掛けたが、王のがぶり返しを受けて背中が完全にマットを向いた。しかし、すぐに体を預けてニアフォールへ。スコアは2−2。これはこらえられたが、そのあと、王の左腕を取っての腕取り固め。この時、レフェリーは王のひじ関節が危険と判断したのか、ストップをかけ、浜口のフォールは幻となってしまった。

 ルールでは、骨折や脱きゅうを誘発するような不自然な曲がり方をした場合、レフェリーに試合を止める権限がある。果たしてそれほど危険な状態だったのか? 全日本の栄和人監督は「たとえブレークだとしても、2点は入っているはずだ」と話した。

 ここでフォールしていれば、第2ピリオドのフォール負けはなかっただけに、悔やまれる“レフェリーストップ”だ。

確かに王の左腕はやや危険な状態だったが、止めるほどのものだったのか…。 相手の両肩をしっかりマットにつけた浜口だったが…


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