大沢茂樹(山梨学院大)マキシモ・ブランコ(日大出)がプロを目指すし「戦極」育成選手へ【2008年7月16日】






 男子フリースタイル60kg級の全日本大学王者の大沢茂樹(山梨学院大)と、ベネズエラから日本に留学し日大時代に学生王者に輝いたマキシモ・ブランコの2選手が、総合格闘技イベント「戦極」の育成選手としてサポートを受け、「戦極」でのプロデビューを目指すことになった(右写真:大沢茂樹=右=とマキシモ・ブランコ)

 7月15日に「戦極」を主催するワールドビクトリーロード(WVR)で行なわれた記者会見で、8・24「戦極〜第四陣〜」における瀧本誠(吉田道場)VSフランク・トリッグ(米国)の追加カード発表のほか、2選手のことが発表された。

 國保尊弘広報によれば、「トレーニング場所の提供・紹介、生活面など環境や金銭面のサポートや戦極のリングに上がるまでのサポートや海外修行などのサポートなども行なっていく」とのこと。

 会見の席で國保広報は「日本でアマチュアの選手をサポートするとなると、やはり柔道とレスリングの選手ということになるのですが、柔道は(プロとアマを)併用はできず、引退しなければプロ活動は行なえない。レスリングはそういった制約がないので、今後もスカウト活動は続けていきたい。北京五輪に出場する選手でも、スカウトしたい候補は何人もいます」と付け加えた。

 大沢とマキシモは、プロ・デビューへ向けて下記の通り、コメントした。


 大沢茂樹(写真右)「このようなお話をいただき、大変ありがたく思っています。自分はレスリングを始めたのも、もともと格闘技がやりたかった。レスリングで培ったものをいかして、レスリングとも関わっていきたいです。目標や目指している選手はいません。いかにして自分を作り上げるかだと思っています。山梨学院ではパンクラチオンのチームに入って関節技も学んでます。打撃の練習は徐々にですが初めています。(山梨学院大の先輩で一緒に練習したこともある)KIDさんからは、総合格闘の世界に来いよと言われましたし、いろいろアドバイスもいただきました。(山梨学院大の)高田裕司監督からは、レスリングをメジャーにするつもりでガンバレと言われました。一日も早くリングに上がりたい気持ちでいっぱいです」

 
マキシモ・ブランコ(写真左)「私も今までずっとレスリングをやってきましたが、ボクシングも大好きで、リングで闘っていけるように頑張ります。少しずつですが、上を目指して、自分の目標というものをしっかり持って練習に励みたいと思います。今は吉田道場で練習しています」

(文=三次敏之、写真提供=格闘技通信)


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