中国7選手にワイルドカード…北京五輪【2008年7月6日】
北京五輪のワイルドカード(主催者推薦枠)の授与選手が決まり、中国の男子7選手(フリースタイル2階級、グレコローマン5階級)に与えられることになった。
これまでの五輪のワイルドカードは、発展途上国の支援のため、アテネ五輪におけるアフガニスタンなど予選に積極的に参加しながら出場枠を取れなかった国などに与えられてきた。今回は中国に開催国枠がないため、中国の出場権獲得階級が少なかった場合は、優先的に与えられることになっていた。
中国は今春の予選最終ステージまでに女子は4階級すべてで出場権を取ったものの、男子フリースタイルは3階級、男子グレコローマンは2階級でしか出場権を取っていなかった。今回のワイルドカードで男女18階級中16階級で地元五輪に出場することが決まった。
ワイルドカードが与えられた選手は下記の通り。
◎男子フリースタイル
▼66kg級 Wang Qiang 2007年世界ジュニア選手権10位
▼74kg級 Si Riguleng 2005年アジア選手権優勝
◎男子グレコローマン
▼60kg級 Sheng Jiang 2006年アジア大会2位=笹本睦と決勝を闘う
▼66kg級 Li Yanyan 2006年世界選手権優勝
▼84kg級 Ma Sanyi 2008年アジア選手権8位
▼96kg級 Jiang Huachen 2006年アジア大会5位
▼120kg級 Liu Deli 2008年アジア選手権8位