高田裕司専務理事、田南力コーチがハイレベルの技術指導…全日本女子チーム合宿【2008年6月20日】







 北京オリンピックの代表選手を含む全日本女子チームが6月19日、東京・ナショナルトレーニングセンター(NTC)で合宿をスタート。日本協会の高田裕司専務理事(山梨学院大教)とアテネ五輪男子フリースタイル55kg級銅メダリストの田南部力・警視庁コーチが参加し、アンクルホールドほかのグラウンド技術の指導を徹底的に行った。

 男子にくらべると、女子はまだ技術が出尽くしてはいない状況で、たとえばアンクルホールドにしても、世界選手権の舞台ではほとんどみかけない。高田専務理事は「世界の先端を行っている日本が、先頭を切っていろんな技を使うべきだ」と指導。相手の動きに応じたいろんな形の技を見せつつ、技術の習得を望んだ。

 栄和人・女子ヘッドコーチは「今回は技術の習得がテーマ。技の研究というと、強化の前段階と考えられたりもするが、選手には必死になって学ぼうとする姿勢があり、何とかして自分のものにしたいという目の輝きが感じられた。山の中での2週間近くの合宿(5月下旬)、選手にメニューをつくらせた合宿(今月初め)に続き、とても有意義な合宿になると思う」と話した。

 きょう20日は富山英明強化委員長も来る予定で、「日本協会が一丸となって強化を考えてくれている。専務理事、強化委員長が来てくれ、田南部コーチを派遣してくれた協会の期待にこたえたい」と、オリンピックまで“あと50日”を切った段階での合宿にかける。



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