世界2位のK・マラノ、世界3位のS・マクマンらが代表落ち…米国五輪代表選考会第1日【2008年6月15日】







 米国の北京オリンピック代表選考会が6月13日にラスベガスで開幕。初日は女子が行われ、昨年の世界選手権代表のうち、72kg級で2位になったクリスティ・マラノら3選手が勝ち抜けず、55kg級のマルシー・バンデュセンのみが五輪代表となった。

 4月の全米選手権で2位以下の選手がトーナメントを行い、勝ち抜いた選手が全米チャンピオンと3戦2勝システムで五輪代表を決める方式。48kg級は今年のパンアメリカン選手権優勝のクラリッサ・チュンがトーナメントを勝ち、全米チャンピオンでアテネ五輪3位のパトリシア・ミランダに2連勝して五輪キップを獲得。昨年世界5位のステファニー・ムラタはトーナメント2回戦で敗退。

 55kg級は、59kg級で世界3位になったことのあるサリー・ロバーツが勝ち上がり、全米チャンピオンであり吉田沙保里選手の連勝をストップしたマルシー・バンデュセンに挑んだが、2連敗した。

 63kg級はアテネ五輪3位で昨年も世界3位のサラ・マクマンがトーナメントを勝ち上がった。しかし全米チャンピオンのランディ・ミラーに2連敗した。ミラーは昨年のワールドカップ(ロシア)に米国代表として出場している。

 72kg級は、世界2位のクリスティ・マラノがトーナメント準決勝で2005年世界チャンピオンのアイリス・スミスを破ったものの、決勝で67kg級世界5位のカティ・ダウニングにフォール負け。ダウニングは全米チャンピオンのアリ・バーナードに挑んだものの、2連敗した。バーナードは世界ジュニア選手権で2005年優勝、2006年3位の22歳。シニアでは初のビッグイベント出場となる。

 昨年の世界選手権で五輪出場権を取った3選手がいずれも代表を逃し、5月の北京五輪予選第1戦で出場権を取ったバンデュセンだけが北京のマットに立つことになった。

 なお男子グレコローマン1階級も行われ、55kg級はスペンサー・マンゴが代表になった。



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