男子グレコローマンの五輪代表選手が欧州遠征へ出発【2008年6月9日】







 男子グレコローマンの北京五輪代表選手が6月8日、成田発のルフトハンザ航空で欧州遠征に出発した。参加したのは、嘉戸洋監督(環太平洋大教)のもと、60kg級・笹本睦(ALSOK綜合警備保障)、84kg級・松本慎吾(一宮運輸)、96kg級・加藤賢三(自衛隊)の3選手。

 ドイツ経由でブルガリアへ入り、現地ほかのチームと合同合宿。18日にドイツへ移動し、すでに欧州へ入っている男子フリースタイルのチームと合流し、20〜22日にドルトムントで行われる「ドイツ・グランプリ」に出場して、24日に帰国する。

 嘉戸コーチは「合宿にはブルガリアのほか、トルコ、セルビア、エジプトなどが参加すると聞いている。オリンピックで闘うことになる選手もいるはずで、オリンピックの闘いはもう始まっている。対策も練ってほしい」と話し、「けがに気をつけなければならないが、消極的になっては意味がない」とし、力を抜くことのない練習を注文。合宿地は標高1300メートルを超える高地であり、「肉体的にも苦しいはず。ライバルと闘うことの精神的な厳しさとともに、何ものにも負けない強い気持ちを出してほしい」と課題を挙げた。



《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》