男子フリースタイルの五輪代表選手が欧州遠征へ出発【2008年6月5日】







 男子フリースタイルの北京五輪代表選手の55kg級・松永共広(ALSOK綜合警備保障)と66kg級の池松和彦(K-POWERS)が6月4日、成田発のルフトハンザ機で欧州遠征に出発した。まず英国で「グレート・ブリテン・カップ」に出場し、ブルガリアでの合宿を経て、「ドイツ・グランプリ」に出場して24日に帰国する。

 和田貴広監督(国士大職)は「オリンピック前の最後の実戦練習であり、外国選手との手合わせ。課題に取り組みつつ、自分の実力がどこにあるかを正確に知ってほしい」とのテーマを掲げ、最後の海外修行に期待する。

 最初の遠征地の英国は、北京五輪に1選手も派遣できないなど、決してレベルの高い国ではない。しかし2012年ロンドン五輪へ向けてロシア人のコーチを招へいして強化に取り組ん始めた。4月の北京五輪予選でロシア人コーチが多くの国に声をかけており、これまでにない国の選手が集まることが予想されるそうで、「多くの国の選手と闘わせたい」として次期五輪開催地での大会出場を選んだ。

 合宿地のブルガリアには55、66kg級とも元世界チャンピオンがいて練習には格好の国。最後の「ドイツ・グランプリ」は、8日から遠征に出る男子グレコローマンのチームと合流して臨むことになり、「日本チームとして団結して臨む」と、五輪へ向けて一丸となるための大会と位置づけた。



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