【特集】都心の日曜日開催で約1000人のサポーターが来場【2008年5月12日】






 14年ぶりの日曜日開催、しかも山手線沿線(渋谷)での大会となった東日本学生リーグ戦最終日。観客席は、各チームの部員を含めて約1000人のサポーターが入れ替わり集まり、イタリア・ローマから帰国した日本協会・福田富昭会長も成田空港から駆けつけて視察するなど盛況を呈した(右写真=会場全景)

 “常設”の駒沢体育館は4日連続でとることができず、一昨年、昨年などは2週にわたっての開催だった。これだと減量が続いて健康上の問題が発生するほか、授業に2週間連続で出ることができないなどの問題が出てきたため、他の会場を探していた。

 青山学院大の太田浩史・新監督(青学大職)が大学に働きかけ、バレーボール部やバスケットボール部など各クラブの厚意で会場を確保することができ、日曜日開催が実現した。

 東日本学生連盟の滝山将剛会長(国士大教)は「大学の体育館ではなく公共の体育館を使うのが理想だが、どこもなかなかとれなくなっている。今回は青学大の厚意に感謝したい」と話し、「日曜日開催でアクセスもよく、OBも多く応援に来てくれて、いい大会になった」と総括した。ただ、福田会長から「もっと演出をした方がいい」と苦言を呈されたそうで、来年以降の課題にしたいという
(左写真=早大の応援でブラスバンド部が駆けつけ会場をにぎわした)

 しかし青学大はこの日、早大に0−7で完敗。予選グループ1勝6敗に終わって“地元に錦”を飾れなかった。太田監督は「各試合の内容は悪くなく、わずかの差で負けることが多かった。結果ほど実力は下がっていない。立て直し、次にこの体育館でやる時には決勝で闘えるようにしたい」と巻き返しを誓っていた。

(文=樋口郁夫、撮影=矢吹建夫)



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