富山英明強化委員長(日大教)がFILA殿堂入り【2008年4月25日】









 国際レスリング連盟(FILA)から4月24日、日本協会に連絡が入り、今年度の殿堂入りのメンバーに富山英明強化委員長(日大教=左写真)が選出された。日本からは6人目。北京オリンピックのレスリング競技の最終日に行われるバンケットで受賞式が行われる。

 富山強化委員長は1978年年世界選手権(メキシコ)のフリースタイル57kg級に初出場初優勝。翌79年の世界選手権(米国)で連覇。1980年モスクワ五輪の金メダル有力候補だったが、ボイコットで夢ならず。その後、首の負傷もあって世界一から遠のいたが、81−83年の世界選手権でメダルは確保。84年ロサンゼルス五輪で金メダルを取った。

 五輪と世界選手権合わせて「金3・銀2・銅1」は、日本では高田裕司に続くメダル獲得数。ほかにアジア大会で2度優勝している。2001年から強化委員長。

 2004年から始まったFILAの殿堂入りで日本からの選手は下記の通り。

《2004年》 高田裕司=1976年モントリオール五輪優勝、ほか世界選手権4度優勝

《2005年》 小幡(旧姓上武)洋次郎=1964年東京五輪・68年メキシコ五輪連覇

《2006年》 笹原正三=1956年メルボルン五輪優勝、ほか世界選手権1度優勝

《2007年》 金子正明=1968年メキシコ五輪優勝、ほか世界選手権2度優勝

       浦野弥生=1996年大会など世界選手権4連覇を含む6度優勝



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