保高幸子カメラマンが北京五輪FILAオフィシャル・カメラマンに【2008年3月19日】








 レスリングの国際大会の取材を続けるフリーランスのカメラマン、保高幸子さん(30)が国際レスリング連盟(FILA)から北京五輪の公式カメラマンとして認定された。ラファエル・マルティニティー会長が明らかにした。日本のカメラマンがFILAのオフィシャル・カメラマンを務めるのは初めて。

 保高カメラマンは日大芸術学部写真学科の出身。在学中に日大レスリング部の撮影をしたことがきっかけでレスリングにのめりこみ、2002年アジア大会(韓国・釜山)以来、自費で数多くの国際大会撮影を手がけ、本ホームページにも数多くの写真を提供している。2006年の第1回世界ビーチ選手権などの自費取材もやり、マルティニティー会長からも一目おかれていた(右写真=2006年アジア大会で金メダルを取った笹本睦選手とカメラにおさまる保高カメラマン)

 保高カメラマンは「日本協会の福田富昭会長をはじめ、日大の富山監督など数多くの人にお世話になりました。FILAから認められることができて、恩返しできたと思います」と喜びの声。

 これまで、マットサイドから時に仕事を忘れて日本選手に声援を送るする姿があったが、FILAの公式カメラマンとなれば特定の国の選手への応援はご法度。「よく日本の選手から『応援がしっかり聞こえていた』と言われていた。でも、オリンピックでは叫びません。選手にもそのことはしっかりと伝えておきます。しっかりと役目をこなしつつ、心の中で応援したいと思います」と話した。



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