2010年の第1回ユース五輪はシンガポールで開催【2008年2月24日】







 国際オリンピック委員会(IOC)が若手世代のスポーツ振興を掲げて創設するユース五輪の第1回大会(2010年)の開催地がシンガポールに決まった。

 同五輪はIOCのジャック・ロゲ会長の肝いりでスタートする大会で、14〜18歳が対象。2012年ロンドン五輪と同じ26競技が実施されるのでレスリングも含まれるが、全参加選手数が約3500人と普通のオリンピックの3分の1程度であり、種目をかなり絞り込む予定なので、3スタイルが実施されるかどうかは微妙。

 日本オリンピック委員会(JOC)は参加資格などの詳細が分からないため、現段階で正式な論議はしていないものの、参加の姿勢を示している。その場合、今年4月以降の小学校6年生から高校1年生が参加の対象になる。

 ロゲ会長は「エリート選手の出場にはこだわらず、五輪のミニ版にはしない。かつての五輪が持っていた温かい友好の理念の体現を目指す」とも発言しており、どういった大会になるのか、IOCの決定が待たれる。



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