全日本チームが元旦「寒修行」! 寒中水泳に挑む【2008年1月2日】






 東京・国立スポーツ科学センター(JISS)で合宿中の全日本チームは1月1日早朝、東京・台場で「寒修行」を実施。日本協会の福田富昭会長、高田裕司専務理事を先頭に東京湾へ飛び込み、寒中水泳でニューイヤーの幕を切った。

 朝7時前、宿舎から選手が現地に到着。気温は約2度。入念なウォーミングアップを経て、午前8時、一斉に海へ飛び込んだ。このもようは日本テレビの「ズームイン朝」で生中継されたが、中継が終了し、全員が海から上がったあと、富山英明強化委員長が「テレビ取材のために飛び込んだんじゃない。本当の寒中水泳だ!」と叫ぶと、和田貴広・日本協会専任コーチのほか、4選手が続き、おまけ特訓を行った。

 福田会長は「雑念を忘れて勝とうという気持ちになるために実施した。年末年始は家でゴロゴロするのではなく、気を引き締めなければならない」と寒中修行の目的を説明。北京五輪では「金メダル4個、メダル6個を取る」と宣言した。

 選手は、男子グレコローマン60kg級の笹本睦(ALSOK綜合警備保障)が「寒かったけど気が引き締まった」などと話した一方、女子55kg級の吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)が「4年前の大洗での寒中水泳の方が冷たかった」といった声も。女子でただ一人五輪代表権を手にしていない72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)は「海の冷たさ以上に自分の気合が入っていた。何でも来い、という気持ちです」と、3月のアジア選手権(韓国)へ向けて気合を入れた。

「北京! 勝つぞ!」の号令でウォーミングアップする選手たち。 いざ入水。福田会長は元気いっぱいに富山強化委員長と差しあい。 スクワットなどで体をあたためた後、相手を水中に放り投げる! 向こう側はレインボーブリッジ。この景色のよさも選手の目には…。

オリンピック代表を決めて気合十分の笹本睦選手が水の中で見事なそり投げを披露

アニマル浜口さんは気合で全国にアピール。 テレビ中継終了後、率先して再度海に飛び込んだ選手たち。 水泳後は大江戸温泉物語で入浴。福田会長からサイン入りパネルの贈呈。 寒修行の最後はもちつき。松本慎吾選手と伊調千春選手。


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