「大事をとっての棄権です」…男子フリースタイル66kg級・米満達弘選手(自衛隊)が明言【2009年12月17日】



 東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」の受賞式が12月16日、都内で行われ、レスリング特別賞を受賞した男子フリースタイル66kg級の米満達弘(自衛隊)、女子51kg級の甲斐友梨(アイシン・エイ・ダブリュ)、同55kg級の吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)、同63kg級の西牧未央(中京女大)の4選手が出席。賞状、トロフィーなどを受けた(右写真=前列中央が大賞の棚橋弘至=立命館大OB。その両脇に4選手)

 男子でただ1人の受賞となった米満は「有名なプロレスラーも多くいて、びっくりしました。こんな華やかな場に来たのは初めてです。いいですね」と晴れ舞台に立った感想。「何度でも来たいです」と、来年以降の連続受賞を誓っていたが、21日から始まる天皇杯全日本選手権は左肩のけがが完治せず棄権を表明。来年は一歩後退した状態からのスタートとなる。

 痛めたのは世界選手権前の今年8月下旬。肩の腱がはがれた状態で、医師の診断では「完治するまでに4、5ヶ月はかかる」というものだった。痛みをこらえて世界選手権に出場したことが影響したのかどうかは分からないが、診断通りまだ完全な状態ではなく、「再発しないよう大事をとって全日本選手権の棄権を決めた」と言う。

 現在は、時に低周波治療を受けるなどのほかは安静にすることで完治を待つ状態。全日本チームが冬の遠征などで鍛える時期に国内に居残ることになりそうだが、「(肩以外の)練習はしっかりできています。焦らずにしっかり直し、(5月予定の)全日本選抜選手権までにしっかり仕上げたい」と話した(左写真:自衛隊の先輩の杉浦貴=プロレスリング・ノア、殊勲賞を受賞=とともに)


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