2010年世界学生選手権(イタリア)は、2009年学生王者を中心に選抜【2009年11月18日】



 全日本学生連盟は、全日本大学選手権期間中の11月14日に理事会を開催し、来年の世界学生選手権(9月28日〜10月3日、イタリア・トリノ)の男子の日本代表選手は、特別に予選会を行わず、今年の全日本学生選手権の優勝選手を第一候補として選抜することを決めた。

 ただ、従来は優勝選手に最優先の権利があり、辞退した場合は2位の選手などと自動的に選抜しており、卒業して第一線を退いた選手が出場した場合もあったが、滝山将剛会長(国士大教)は「あくまでも世界を目指す選手を選抜する」と話し、将来につながる強化の一環として選抜する方針を示した。

 この方針を受け、同連盟の和田貴広強化委員長(国士大職)は「今の4年生が卒業してからも選手活動を続けられる環境かどうかを判断する必要がある」として、選考の時期は来年度の初めとするという。また、大会が千葉国体(10月1〜4日)と重なっているので、いわゆる国体要員として採用された選手は出場が不可能になるため、そのあたりも考慮して選考し、「合宿や合同練習をこなして臨みたい」と話した。

 世界学生選手権の出場資格は、大学または大学院に在学中、もしくは大会の前年以後に大学または大学院を卒業した選手で、来年の場合は1982年1月1日〜1992年12月31日生まれの選手。

(注)国際学生スポーツ連盟(FISU)の大会日程では「9月28日〜10月3日」となっているものの、国際レスリング連盟(FILA)の大会日程では、当初は「9月21〜25日」だったが、現在では「10月25〜30日」と変更されており、どちらの日程が正しいのか不明。


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