オルガ・キオソワ(ロシア)が失格…FILAの国籍規定違反【2009年10月1日】



 9月下旬にデンマーク・ヘルニングで行われた世界選手権の女子59kg級にロシアから出場したオルガ・キオソワが、国際レスリング連盟(FILA)の国籍規定に違反しているため、順位をはく奪された。

 同選手は元々ロシアの選手で、オルガ・スミルノバという名前で2004年アテネ五輪に出場。その後、カザフスタンに国籍を変え、2006年アジア大会(カタール)や2008年北京五輪に出場した。今年、結婚で姓が「キオソワ」と変わり、ロシアから出場した。しかしFILAの規定では、国籍を変更した場合、2年間は新しい国籍で出場できない。さらに以前の国籍で出場することもできない。今回のキソバは二重に違反していた。

 世界選手権の期間中、日本の報道陣からのインタビューを受けたFILAのラファエル・マルティニティー会長は「それは知らなかった。大問題だ。すぐに対処し、関係した人間を処分する」と明言した。

 同選手は59kg級1回戦で山名慧選手(アイシン・エイダブリュ)を破ったあと、2回戦でハンガリー選手に敗れ、当初は10位にランクされていた。これにより、「19位」だった山名選手が「18位」となった。


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