松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)は4回戦敗退で8位…世界選手権第6日【2009年9月27日】
【ヘルニング(デンマーク)樋口郁夫、撮影=矢吹建夫】世界選手権第6日は9月26日、当地で男子グレコローマン3階級が行われ、60kg級の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)が4回戦をまで進んだものの、北京五輪3位のヌルバト・テンギズバエフ(カザフスタン)に0−2で黒星。テンギズバエフが決勝に進めなかったため、敗者復活戦に回ることなく大会を終え、8位入賞となった。
84kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)は、1回戦で今年世界ジュニア3位のダニアン・ヤニコウスキー(ポーランド)に0−2で黒星。
96kg級の北村克哉(FEG)は初戦の2回戦で2006年世界王者のヘイキ・ナビ(エストニア)と対戦し、第1ピリオドを取ったものの、第2・3ピリオドを取られて逆転負け。ともに相手が決勝に進めなかったため、敗者復活戦へ回ることができなかった。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【60kg級】松本隆太郎(群馬ヤクルト販売) 8位=36選手出場
2回戦 ○[負傷棄権、2P2:00(0-2,TF6-0=1:09,Inj)]Ta Ngoc Tan(ベトナム)
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《試合経過》第1ピリオド、スタンド戦0−0のあと、グラウンドの防御となった松本はガッツレンチで回されてしまい2失点。0−2で落とした。第2ピリオド、松本は右腕を差して攻め、場外際で押し倒して2点。この時、相手は右目尻を切って出血。50秒にもバックを取って1点を挙げ、横崩しで2+1点を取ってテクニカルフォール勝ち。
相手は出血がひどくなったようで、第3ピリオドが始まる前に棄権した。
3回戦 ○[2−1(0-1,1-0、TF6-0=1:21]Artak Harutyunyan(アルメニア) |
《試合経過》第1・2ピリオドともスタンドは0−0で、ともにグラウンドもポイントを取れず、ピリオドスコア1−1へ。第3ピリオド、松本ががぶり返しで3点を取り、立ち上がった相手を場外に押し出して1点。51秒にバックを取り、1分21秒に場外に押し出して6−0とした。
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【2回戦2P】2点を取ったあと、右を差して攻めてテークダンを奪った松本。 |
【2回戦2P】3−0のあと、横崩しで2+1点を加え、テクニカルフォール勝ち。 |
【3回戦1P】グラウンドの攻撃の松本。相手を腰までリフトしたが、その後が決まらず、 |
【3回戦3P】勝負のピリオド、 |
4回戦 ●[0−2(0-4,0-1)]Nurbakyt Tengizbayev(カザフスタン) |
《試合経過》第1ピリオドのスタンド戦は0−0。グラウンドの防御となった松本はガッツレンチを2度受けてしまい、0−4。第2ピリオドもスタンド戦は0−0。lグラウンドの攻撃となった松本だが、ポイントを取ることはできなかった。
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【4回戦1P】グラウンドの防御となった松本は、ガッツレンチで2失点。 | 【4回戦2P】グラウンドの攻撃。ガッツレンチで攻めたが、ポイントを取れなかった。 |
【84kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売) 28位=33選手出場
1回戦 ●[0−2(0-1,0-2)]Damian Janikowski(ポーランド) |
《試合経過》第1ピリオド、スタンド戦は0−0。グラウンドの攻撃となった斎川は、30秒でポイントを挙げることができず、相手に1点。第2ピリオドもスタンド戦は0−0。グラウンドの防御となった斎川は、右腕を決められてしまい、ガッツレンチで回されて2失点。0−2で敗れた。
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【1回戦2P】相手のタックルを受けて反撃した斎川だが、ポイントにはつながらず。 | 【1回戦2P】グラウンドの防御で、斎川は腕を極められガッツレンチうぃ受けてしまった。 |
【96kg級】北村克哉(FEG) 27位=34選手出場
2回戦 ●[1−2]Heiki Nabi(エストニア) |
《試合経過》第1ピリオドのスタンド戦、北村は相手のパワーあふれる攻撃をフットワークでかわし、0−0。グラウンドの防御となり、30秒を守ってこのピリオドを先制。第2ピリオドは49秒に場外に押し出されて1失点。グラウンドの防御となり、ガッツレンチで回されて1失点。0−2で落とした。
第3ピリオド、スタンド戦は0−0。第1・2ピリオドの得点合計が多い相手に選択権があり、防御を選択。北村はガッツレンチで攻めたが、場外に逃げられてノーポイント。日本陣営は場外逃避だとしてチャレンジ(ビデオチェック要求)。しかし認められず、相手に1点。残り10数秒では追いつくことはできなかった。
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【2回戦2P】グラウンドの防御となった北村は、ガッツレンチを受けてしまった。 | 【2回3P】回せば勝利。北村は必死に攻めたが、場外に逃げられた。 |
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