シニア中量級Ｖの相沢純（東洋水産）がＭＶＰ、前田翔吾の兄も優勝…ドン･キホーテ杯全日本ビーチ選手権

シニア中量級Ｖの相沢純（東洋水産）がＭＶＰ、前田翔吾の兄も優勝…ドン･キホーテ杯全日本ビーチ選手権【2009年８月10日】

　ドン・キホーテ杯第４回全日本ビーチ選手権は８月９日、３年ぶりに茨城・大洗で行われた。飛び入り参加が可能で計47人の選手が当日エントリー。特に、シニア男子軽量級は18選手、シニア男子中量級は11選手が当日参加するなど大盛況だった。

　山梨学院大、日大などのレスリング強豪大学の現役学生たちも参加してのトーナメントだったが、大会MVPは、当日一般参加でシニア中量級に参加した2003年全日本大学グレコローマン選手権84kg級優勝の相沢純（東洋水産＝当時中大）だった。男子シニア軽量級は、今年の世界選手権フリースタイル60kg級代表の前田翔吾選手（日体大）の兄、前田雄一朗（中京女大ク）が優勝した（右写真＝シニア優勝選手。左から立光志織、甲斐友梨、相澤純、前田雄一朗、増田拓也）。

　同大会のシニア優勝者には、８月28～30日にブルガリアで行われる世界ビーチ選手権への派遣資格が与えられる予定。

　大会の合間には2004年アテネ・2008年北京両五輪金メダリストの吉田沙保里選手（ALSOK綜合警備保障）のエキシビジョンも行われ、小学校の男子生徒に吉田が金星を与えた一幕も見られた。ただ、将来ライバルとなり得る女子選手には手加減無用で、JWA（ＪＯＣアカデミー）などのエリート選手を秒殺。あまりの吉田の強さに会場からは歓声が上がった。総合格闘家でシドニー五輪代表の宮田和幸もエキシビジョンマッチに参加した。

　また、決勝前には地元、大洗高のブラスバンドがゲスト出演。華麗な演奏で大会を盛り上げた。

　各階級の成績は下記の通り（撮影＝増渕由気子）。　


選手先制は奈良部嘉明選手と井上佳子選手	大洗高校のブラスバンド部員によるアトラクション。	エキシビションマッチに出場した吉田沙保里選手。	期待の若手選手にもきっちり勝利。	山梨学院大対決となったシニア重量級決勝	大会ＭＶＰの元大学王者の相沢純選手。

　◎男子シニア　

　▼軽量級［1］前田雄一朗（中京女子大ク）、［2］岩永翔吾（日大）、［3］入江清志（日大）、赤澤岳（日大）

　▼中量級［1］相沢純（東洋水産）、［2］太田駿平（山梨学院大）、［3］渋江悠介（松戸特別支援学校）、小来田広志（天理教校学園）

　▼重量級［1］増田拓也（山梨学院大）、［2］有薗拓真（山梨学院大）、［3］鴻巣晶俊（いなしking）、渡邊文博（明治大）

　◎男子高校生

　▼軽量級［1］阿部宏隆（茨城・鹿島学園）、［2］黒澤翔（茨城・鹿島学園）、［3］大山葵（茨城・茨城東）、佐藤貴之（茨城・水戸短大付）

　▼中量級［1］磯崎春太（茨城・鹿島学園）、［2］福田拓也（茨城・鹿島学園）、［3］佐藤宏祐（茨城・海洋）、小野智彦（茨城・水戸工）

　▼重量級［1］出頭達典（茨城・鹿島学園）、［2］松浦泰裕（茨城・鹿島学園）、［3］宇佐美浩輝（那珂湊一）、［3］吾妻友之（茨城・鹿島学園）

　◎男子中学生

　▼軽量級［1］小林俊瑛（茨城・水戸ク）、［2］小貫拓実（茨城・南）、［3］鴨志田幸輝（茨城・南）、［3］金子梓（茨城・カシマク）

　▼中量級［1］伊藤由規（茨城・南）、［2］清水明大（茨城・南）、［3］塙慎太郎（茨城・南）、藤沼大貴（茨城・南）

　▼重量級［1］清水公輔（茨城・南）、［2］板垣泰助（茨城・水戸市立第四）

　◎女子シニア

　▼軽量級［1］甲斐友梨（アイシン・エイダブリュ）、［2］桜井宏美（代々木ク）、［3］長沼美香（中京女大ク）、[3]大山礼佳（中京女大ク）

　▼中量級［1］立光志織（王子自動車学校）

　◎女子高校生

　▼軽量級［1］阿部千波（愛知・至学館）、［2］登坂絵莉（愛知・至学館）、[3]石川織英（山梨・日本航空）、[3]伊藤史織（愛知・至学館）

　▼中量級［1］渡利璃穏（愛知・至学館）、［2］坂上嘉津季（愛知・至学館）、［3］志土地希果（愛知・至学館）、[3]菅原ひかり（愛知・至学館）

　◎女子中学生

　▼軽量級［1］宮原優（JWA）、［2］今佑海（東京・代々木ク）、［3］清水早紀（茨城・南）

　▼中量級［1］古市雅子（JWA）、［2］花田彩乃（JWA）、［3］小野瀬華歩（茨城・南）、[3]川上典（茨城・南）

　《個人賞》

【最優秀選手賞】相沢純（東洋水産＝男子シニア中量級）

【優秀選手賞】
▼シニア重量級　増田拓也（山梨学院大）、▼男子高校中量級　磯崎春太（茨城・鹿島学園）、▼中学中量級　伊藤由規（茨城・南）、▼女子軽量級　甲斐友梨（アイシンエイダブリュ）、▼高校女子軽量級　阿部千波（愛知・至学館）、▼中学女子軽量　宮原優（JWA）