米国女子チームの八田忠朗・前コーチが「ベスト・オブ・コーチ」を受賞【2009年6月10日】



 米国レスリング協会は昨年の「ベスト・オブ・コーチ」に、北京五輪女子代表チームの八田忠朗・前コーチ(左写真)を選出した。

 八田氏は、日本にレスリングをスタートさせ“八田イズム”で有名な日本協会の八田一朗元会長の次男。高校卒業後に米国へ渡り、1965年にNCAA(全米大学)チャンピオンへ。翌年は3位。その後、指導の道に回り、米国および日本チームのコーチや支援コーチとして五輪に7度参加しており、北京五輪が8度目。五輪の半年前のワールドカップでは、マルシー・バンデュセンにタックル返しの秘策をさずけ、吉田沙保里選手の連勝記録をストップさせた(クリック)。

 1978年からラベンナ高校で美術教師を務める八田氏は「これまでの苦労が報われたという気持ち。最初で最後になるでしょう。とてもうれしい。だれかに『よくやった』と言ってもらいたい」と喜びを話した。

 今後の世界選手権については、「たぶん観客席から見るでしょう」とのこと。


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