テスト期間を終え、ＦＩＬＡ新ルール固まる…ほぼテスト・ルール通りに実施へ【2009年６月４日】
ロシア・レスリング協会は公式ホームページ（ＨＰ）上で、今年２月からテスト・ルールを実施してきた国際レスリング連盟（ＦＩＬＡ）のルールが正式に決定されたと報じた。同ＨＰでは、ＦＩＬＡからの通達文が掲載されている。
正式に決定されたルールは、２月からすべての国際大会および各大陸選手権で実施されたルールとほぼ同じだが、チャレンジ（セコンドによるビデオ・チェック要求）の項目が、より細かく規定されている。チャレンジはセコンドがホワイトボードを掲げることで実施されるが、選手がコーチの意思に同意しない場合は、ビデオチェックを行わずそのまま試合が続行されるなどの条文が加わっている。
ＦＩＬＡは今年２月からグレコローマンのグラウンド攻防のルールを変更し、チャレンジを導入するなど新ルール案を各国に通達し、国際大会で実施してきた。各国からの意見・提案を聞いたうえで、５月末に正式に決定するとしていた。
（注）茶色部分のルールは、ロシア語にて書かれたものを英語に訳したうえで、解読したものです。日本協会に通達が届き、審判委員会からの発表があり次第、本ホームページに掲載していきます。