北京五輪女子63kg級銀メダリストのアレナ・カルタホワ(ロシア)が肩の手術で今年は休養へ【2009年5月12日】



 昨年の北京五輪63kg級銀メダリストのアレナ・カルタホワ(ロシア=27歳)が悩まされている肩(右か左かは不明)の手術を受け、今年は選手生活を離脱することが明らかになった。ロシア・レスリング協会のホームページが伝えた。

 カルタショバは2002年に20歳で59kg級世界チャンピオンに輝き、63kg級で2004年アテネ五輪にも出場(8位)。欧州選手権も3度優勝しているロシアの強豪。北京五輪の決勝戦は伊調馨選手(ALSOK綜合警備保障)相手に第1・2ピリオドとも2分間を0−0で終わり、ともにクリンチ勝負で惜敗していた(右写真)

 今後も同級のトップを占めるものと思われ、今年1月のゴールデングランプリ「ヤリギン国際大会」(ロシア)で優勝し、成績を残していた。しかし先月初めにリトアニアで行われた欧州選手権でモニカ・ミチャリク(ポーランド)に敗れて2位へ。古傷の肩が思うように動かなかったとのことで、手術に踏み切ったという。手術は成功したが、「経験からして、肩の手術の回復には時間がかかる」とし、「今年のシーズンは終わり」と話した。


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