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全日本女子チームがタイ入り…堀内優(日大)が負傷でアジア選手権出場を断念【2009年4月30日】

 【パタヤ(タイ)】全日本女子チームが4月29日、アジア選手権が行われるタイ・パタヤに到着した。栄和人女子強化委員長(中京女大教)体制になって2度目の公式戦。五輪戦士抜きの若手チームでアジアに挑む。

 だが、残念なことにポスト・坂本日登美(自衛隊)として期待のかかる51kg級代表の堀内優(日大)が、2月に負った右肩の脱きゅうなど、けがの回復が遅れたため急きょ棄権することになった。堀内は4月25日のJOC杯ジュニアオリンピックでも優勝したが、試合中に何度も肩の痛みを気にするそぶりをしていた。

 栄強化委員長は「棄権の申し出がギリギリだったため、代替選手の手配が間に合わなかった」と話し、51s級の日本のエントリーは今回なしとなってしまった。若手の目玉が抜けてしまったが、残りの6人は無事にタイ入り。30日の昼から現地で練習を始める。

 また、世界中に豚インフルエンザの恐れが出て、この日、成田空港の薬局では、ガーゼマスクが売り切れになり、マスク姿の乗客が目立った。栄女子強化委員長は、さっそくマスクを着用していた。

(文=増渕由気子)