▲一覧ページへ戻る

【特集】1、2年生主体のチームで初の決勝進出…中京学院大【2010年5月24日】

(文・撮影=樋口郁夫)
 
階級 立命館大 試合結果 中京学院大
74kg級 森原大紀 2−0(1-0,6-0)   大島佑介(4年)
60kg級 長野真也 2−0(2-0,3-0)   高橋 啓(3年)
120kg級 脇本恭平 2−0(3-0,4-3)   大石 亮(1年)
96kg級 松崎太一 2−0(1-0,3-0)   横井健人(1年)
66kg級 角谷侑亮 2−0(TF6-0,6-1)   大上一紀(3年)
84kg級 近藤賢介 2−0(4-3,1-0)   加藤敬典(1年)
55kg級 矢野幸次郎   2−0(6-2,2-1) 桑木 黎(2年)

 創部11年目の中京学院大が、予選で1敗を喫しながらも初の決勝進出を決めた。しかし、西日本の雄、立命館大にスタートから6連敗。最後に55kg級の桑木黎が一矢報いたが(右写真)、1−6で完敗した。

 馬渕賢司監督は「1、2年生主体のチームです。春の大会で1年生を使わざるをえないことの是非はともかく、今後が楽しみです」という。今回は完敗したが、この敗戦の悔しさをばねに1、2年生が力をつけ、上級生が発奮して意地を見せてくれれば、「秋は完全優勝も夢じゃない」と期待する

 昨年春季の大会は二部リーグで闘っていた。2008年秋季で一部最下位となり、転落したためだ(注・西日本は入れ替え戦なしで自動転落)。それと比べると雲泥の差。今となっては、二部に転落し、チームを0から作り直すことができたことが「よかった」と言う
(左写真=決勝を見つめる馬渕監督)

 昨年のチームの「一部へ上がるんだ」という意識は強かったそうで、その勢いが秋季5位を経て、今回につながっている。「1度落ちて、すぐに上がれないと、(負けぐせがついて)なかなか上がってこれないもの。1度で上がるんだ、という集中力がすごかった」そうだ。

 これは、チームをそう仕向けた馬渕監督の力量だろう。つまずきを上昇に変えた手腕で、来季は念願の初優勝を目指す。


 《関連記事》 ★11月15日: 【特集】南木曽から世界を見つめる元大学王者…中京学院大・馬渕賢司監督


  ▲一覧ページへ戻る