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“世界格闘技大会”のレスリング大使に、シドニー五輪王者のルーロン・ガードナー(米国)【2010年7月15日】


 8月28日から9月4日まで、中国・北京で13の格闘競技が集まって開催される「スポーツ・アコード・コンバット・ゲームズ」のレスリング(9月1・2日に実施)の“大使”に、2000年シドニー五輪のグレコローマン130kg級金メダリストのルーロン・ガードナー(米国)が選ばれた。開会式における記者会見などに出席し、レスリングの宣伝活動を行う。

 ガードナーはシドニー五輪の決勝で、五輪4連覇、世界選手権を合わせて13年連続世界一を目指したアレクサンダー・カレリン(ロシア)と対戦。延長の末に1−0で勝ち、カレリンに初の国際大会の黒星をつける歴史的勝利を挙げた
(右写真)。この勝利で米国スポーツ界のヒーローとなり、最高のアスリートに授与されるサリバン賞をはじめ、数々の賞を受賞した。

 その後、2002年2月に冬山で遭難。辛うじて救助されたが、右足の中指を切断を余儀なくされた。しかし選手活動を続け、2004年アテネ五輪では銅メダルを獲得した。現役選手はここで引退し、同年大みそかには日本で開催された「PRIDE」に出場。吉田秀彦選手に判定勝ちした。プロの試合はこの1試合だけで、その後はレスリングの普及活動に努めていた。

 なお、「スポーツ・アコード・コンバット・ゲームズ」の他競技の大使には、サンボからPRIDEで活躍したプロ格闘家のエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)、相撲からは大相撲の元小結・旭鷲山(モンゴル)など、日本でも有名な選手の名が挙がっている。



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