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“九州王者”浦添工がベスト16へ、八重山は惜しくも初戦敗退・・・インターハイ第1日(学校対抗戦)【2010年8月3日】


 三笠宮賜杯全国高校総体(インターハイ)のレスリング競技は8月2日、沖縄・石垣市総合体育館で開幕。学校対抗戦の2回戦までが行われ、ベスト16が決まった。

 6月の九州大会で初優勝を遂げ、地元開催Vを狙う浦添工(沖縄)は、初戦の2回戦で紀北工(和歌山)を7−0で撃破。調子のよさを見せつけた。大会3連覇を狙う霞ヶ浦(茨城)は、初戦(2回戦)の八幡浜工(愛媛)に5−2で勝ち、ベスト16に進出。だが、主将の井出倫太郎がフォール負けするなど快勝とはいかなかった。大会2日目にどう立て直してくるか注目だ。

 3月の全国高校選抜大会2位の飛龍(静岡)のほか、花咲徳栄(埼玉)、秋田商(秋田)などの優勝候補も危なげなく3回戦に駒を進めた。

 8月のユース五輪代表、高橋侑希を擁するいなべ総合(三重)は軽量級4人のみのエントリー。一人も負けられない状況だったが、初戦の鹿屋中央(鹿児島)、2回戦の光星学院(青森)ともに50s級から4連勝で勝負を決め、3回戦へ。大会第2日に、ベスト8をかけて飛龍(静岡)と対戦する。

 地元第2枠で出場した地元石垣の八重山は、初戦(2回戦)で韮崎工(山梨)と対戦。勝負は120s級にもつれたが、3−4で敗れた。
 
 開会式には地元・石垣島出身でプロボクシングの元WBA世界ジュニアフライ級王者の具志堅用高氏が来場。「インターハイの優勝がなかったら、今の自分はいない」と、高校総体が“世界王者具志堅”の原点になったエピソードを話し、最後は「ちょっちゅ、ちばりよー!」とお決まりの文句で激励した。

 第1日の結果は以下のとおり。

地元の期待を背負った九州王者 浦添工の入場姿 石垣出身の具志堅さんが来場、選手にエールを送る 選手宣誓は地元・浦添工の金城希龍主将



 ◎学校対抗戦

 ▼1回戦

八幡浜工(愛媛)○[7−0]●足羽(福井)
宮崎工(宮崎)○[4−3]●種市工(岩手)
鹿島実(佐賀)○[4−3]●日野(滋賀)
田島(福島)○[4−3]●横浜修悠館(神奈川)
紀北工(和歌山)○[5−2]●三次(広島)
八千代松陰(千葉)○[4−3]●倉敷(岡山)
北佐久農(長野)○[4−3]●仙台育英(宮城)
金沢北陵(石川)○[4−3]●田布施農工(山口)
星城(愛知)○[4−3]●日本文理付(大分)
岐南工(岐阜)○[6−1]●足利工大付(栃木)
同志社香里(大阪)○[5−2]●白根(新潟)
韮崎工(山梨)○[4−3]●添上(奈良)
玉名工(熊本)○[5−2]●太田商(群馬)
池田(徳島)○[5−2]●隠岐島前(島根)
いなべ総合(三重)○[4−3]●鹿屋中央(鹿児島)
三井(福岡)○[5−2]●自由ヶ丘(東京)

 ▼2回戦
霞ヶ浦(茨城)○[5−2]●八幡浜工(愛媛)
宮崎工(宮崎)○[7−0]●土佐塾(高知)
山形商(山形)○[4−3]●鹿島実(佐賀)
香川中央(香川)○[5−2]●田島(福島)
浦添工(沖縄)○[7−0]●紀北工(和歌山)
八千代松陰(千葉)○[6−1]●根室(北海道)
北佐久農(長野)○[5−2]●鳥取中央育英(鳥取)
育英(兵庫)○[5−2]●金沢北陵(石川)
秋田商(秋田)○[6−1]●星城(愛知)
岐南工(岐阜)○[5−2]●富山第一(富山)
花咲徳栄(埼玉)○[7−0]●同志社香里(大阪)
韮崎工(山梨)○[4−3]●八重山(沖縄)
網野(京都)○[5−2]●玉名工(熊本)
島原(長崎)○[7−0]●池田(徳島)
いなべ総合(三重)○[4−3]●光星学院(青森)
飛龍(静岡)○[5−2]●三井(福岡)



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