▲一覧ページへ戻る

男子両スタイルの全日本チームが韓国合宿へ出発【2010年8月4日】


 世界選手権(9月6〜12日、ロシア・モスクワ)の日本代表を中心とした男子両スタイルの全日本チームが8月3日、韓国・ソウルでの合宿のため、羽田発の日本航空で出発した。8日まで、あらゆる競技の韓国代表が長期合宿しているテヌン村で、韓国のナショナルチームと練習する。

 ポーランドへ個人遠征していた男子グレコローマン84kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)は成田空港に到着後、羽田空港へ移動し、そのまま韓国へ向かった。

 フリースタイルの田南部力監督(警視庁)は「世界選手権まで1ヶ月。追い込む合宿はこれが最後になる」と、ハードな合宿を予告した。ただ、現在のフリースタイルの実力は「韓国より日本が上」ときっぱり。1980年代中盤からは韓国に押されており、今でも日本選手には「韓国選手はすごい」というイメージが払しょくし切れていないが、「今の体制になってから、自分たちは質・量ともに世界一の練習をやっている。それを確認に行く」と、韓国選手を圧倒することで、いっそうの自信をつけて帰国させるという。

 グレコローマンはまだ韓国の方が実力が上といった状況。元木康年監督(自衛隊)は「尻尾はつかまえている状況。一緒に練習する中から強さを盗み、世界選手権前の最後の追い込み合宿としたい」と、選手の奮起をうながした。



  ▲一覧ページへ戻る