▲一覧ページへ戻る

2008年世界3位の坂本真喜子選手(自衛隊)が現役引退へ【2010年3月20日】


 自衛隊体育学校レスリング班は3月19日、女子48kg級で2008年世界選手権3位、昨年の世界選手権代表などの実績を持つ同班所属の坂本真喜子選手(右写真)が5月の明治乳業杯全日本選抜選手権にエントリーしなかった理由を、3月22日に入籍し、当面は主婦業に専念するためであることを明らかにした。

 「プライベートなことですので、特別に発表することは控えていたところでありますが、一部報道機関より問い合わせがありましたので、僭越ながらご報告させていただきます」としたうえでの発表で、同選手は3月末で自衛隊を退職する。今後、いくつかの条件が整えばマットに戻る可能性もあるとしつつも、
ひとまず選手生活から離れるという。

 同選手は2002年の全日本選手権48kg級に、元世界チャンピオンの山本美憂選手を破るなどして17歳1ヶ月で優勝。翌2003年の世界選手権に出場して5位に入賞したが、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪ともに51kg級から下げてきた伊調千春選手の壁を破れずに出場できなかった。昨年はアジア選手権2位のほか、ゴールデンGP決勝大会優勝、世界選手権8位、全日本選手権優勝などの成績を残していた。


  ▲一覧ページへ戻る