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女子51kg級の堀内優(日大)が全日本チームに復帰【2010年3月11日】


 2008年の全日本選手権と2009年の全日本女子選手権の女子51kg級を制しながら、右肩の手術のため日本代表を辞退した堀内優選手(日大=右写真)が、3月10日からの全日本合宿(東京・味の素トレーニングセンター)に参加。約11ヶ月ぶりに全日本チームへ戻った。

 同選手は前記大会で優勝し、昨年のアジア選手権と世界選手権の日本代表権を獲得。JOC杯ジュニアオリンピックでも優勝し、世界ジュニア選手権の出場も決めて2連覇を目指すことになった。しかし、右肩の脱きゅうぐせを根本から治療するため、3大会の日本代表を辞退。7月に手術に踏み切り、再起を目指していた。

 手術直後は、右肩をがっちり固定されているためランニングもできず、辛うじて左腕の強化や自転車こぎなどができる程度だったというが、11月頃にはマットに復帰できるまでに回復。その後も順調で、今回の合宿に参加できることになった。まだ気持ちの面で不安は残り、体重も増えてしまって減量の問題も出てきそうだが、手術の後遺症などの問題はなさそう。5月1〜3日の明治乳業杯全日本選手権への参加を予定している
(左写真=坂本日登美選手とスパーリングする堀内選手)

 この間、代わって世界選手権に出場した甲斐友梨選手(アイシン・エィ・ダブリュ)が銅メダルを獲得し、今年1月のロシア最高レベルの国際大会「ヤリギン国際大会」で優勝するなど、力をつけている。

 堀内選手は「正直言って焦りもあった。でも焦ってしまっては、またけがしてしまうので、じっくり力を戻していきたい。全日本選抜選手権までに仕上げ、プレーオフも勝って、今年は自分が世界選手権へ出ます。金メダルを取ります」ときっぱり。


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