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八田忠朗氏の描いた古代レスリングの絵画がダン・ゲーブル博物館に展示される【2010年3月13日】


 日本レスリング界生みの親・八田一朗氏の次男で、2008年北京五輪の米国女子チームのコーチほかを務めた八田忠朗氏の描いた古代メソポタミア時代のレスリング絵画が、米国アイオワ州ウォータール市にある「ダン・ゲーブル博物館」に展示されている。

 八田氏の本職は高校の美術教師で、これまでにも数多くのレスリング絵画を描いてきた。今回描いたのは、紀元前2600年頃のメソポタミアに在位された言われるギルガメッシュ王。多くの神話や叙事詩に登場し、間違いなく実在の人物だったと言われ、ギルガメッシュがエンキドゥとレスリングの試合をやって、それが縁で最高の友人になったと伝わっている
(右写真=右がギルガメッシュ)。当時からレスリングが競技として行われていたことを示す事象とされている。

 ダン・ゲーブルは米国レスリング史を代表する選手。1968・69年に全米大学王者となり、1971年世界選手権と1972年ミュンヘン五輪のフリースタイル68kg級でも優勝。指導者としてもアイオワ大の監督などで手腕を発揮し、米国レスリング界を支えた1人。1998年にレスリング・ジャーナリストのマイク・チャプマンらの尽力でアイオワ州のニュートン市に設立。2007年にゲーブルの出身地に移動した。

 以下はこれまでに八田氏が描いた絵画。


武 蔵 1983年スーパーチャンピオンカップのポスター カレリンを破ったルーロン・ガードナー

1984年ロサンゼルス五輪優勝のデーブ・シュルツ 1991年世界王者のジーク・ジョーンズ

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