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東地区の指導者講習会行われる
【2011年1月11日】


 日本協会指導者育成委員会による東地区の指導者講習会が1月8〜10日、東京・味の素トレーニングセンターで行われ、大学生選手を含めて約45人が受講。国立スポーツ科学センター(JISS)スタッフによるスポーツ栄養学・心理学・指導法の講義と、強化委員会コーチによる技術指導、審判員会の斎藤修審判員長(千葉・佐倉南高教)による審判講習会などが行われた。

 レスリングの普及発展のため、指導者を育成する目的で毎年実施されている。指導者育成委員会の多賀恒雄委員長(明大教)は「選手として一流であり、技術を知っていても、指導は別物。理論を知っていてこそ、説得力のある指導ができる。年代別のトレーニング方法やけがの防止などの知識も指導者にとって不可欠なこと」と話し、今後もできるだけ多くの指導者に受講を呼びかけていくという。

 斎藤審判委員長は「ルールを知らなければ、正しい指導はできない」と強調し、ルールブックの熟読を要望。キャリアのある審判ですら間違ってしまったケースなどを説明。正確なルールの吸収を求め、国際レスリング連盟(FILA)が審判用に制作しているDVDを見せ、反則となる微妙なシーンを解説した。

 将来、審判員の道を歩む人に対しては、「間違っても次に正せばいい、という気持ちは絶対に持たないでほしい。その試合にすべてをかけている選手もいる。他の審判に合わせるのではなく、自分で自信を持ったジャッジをやってほしい」などと伝えた。

自衛隊・藤川健治コーチによる技術指導 自衛隊・井上謙二コーチによる技術指導 斎藤修審判委員長による審判講習会


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