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1月16日(日)に大会史上最多の198選手が参加し、第10回全日本マスターズ選手権
【2011年1月12日】


 第10回となる全日本マスターズ選手権が1月16日(日)、東京・青少年総合センターで総勢198選手が参加して開催される。2002年3月に行われた第1回大会は61選手の参加で、この10年で3倍以上の参加選手となった。昨年は、前年から22選手増の172選手の参加だった。

 昨年、84歳で出場し自らの持つ最年長記録を更新した米盛勝義さん(神奈川クラブ)が今年もエントリー
(右写真=昨年の大会に出場した米盛さん)。出場すれば第1回大会から10年連続の出場となる。他に、新津秀明さん(九国レスリング会)、安田昭司さん(静岡クラブ)、水上博さん(太田章クラブ)、柳沢義則さん(新盛建設運輸)、小松誉憲さん(防衛大学校)、中村満良さん(豊島区協会)、五位塚悟さん(山梨・甲府城西高教)、木村章さん(フィギュアフォークラブ)の計9選手が、10回連続出場を目指す。

 往年の強豪選手としては、昨年優勝して2006年以来5年連続7度目の優勝を遂げた1981年世界選手権フリースタイル52kg級金メダリストの朝倉利夫さん(東京・国士舘大教)を筆頭に、1960年ローマ五輪4位のの平田孝さん(フリー)、1965年世界選手権2位の勝村靖夫さん(斉藤道場)、1982年世界選手権6位で2004年アテネ五輪の女子チーム監督を務めた鈴木光さん(代々木クラブ)、1984年ロサンゼルス五輪代表の石森宏一さん(石森クラブ)、1988年ソウル五輪代表の福辺雅彦さん(奈良・添上高教)、1992年バルセロナ五輪代表の森巧さん(自衛隊富士駐屯地)、1987年アジア王者の河本勲さん(綾華)らが出場。

 法大出身の平田孝さん(大会前日に75歳)は、日本がグレコローマンに本格的に取り組み始めた終戦後、最初にグレコローマンに出場したローマ五輪のフライ級の代表選手。フリースタイルでも1957年の全米選手権や1958年の全日本選手権でも優勝している。その後、米国で牧場経営に成功した。現在は牧場経営から離れ、ポートランドに在住している。五輪代表選手の参加としては、最も古い五輪選手の出場となる。

 昨年の世界ベテランズ選手権で好成績を挙げた選手からは、天谷満博さん(茨城・土浦日大高教)、勝目力也さん(神奈川・高等工科学校教)、柴田寛さん(山口県体協)、橋浦晋さん(マリソル松島クラブ)、渡辺正明さん(松戸ジュニア)が出場する
。(左写真=昨年の大会風景)

 フレッシュマンズの部は51選手がエントリー。哲学者として有名な入不二基義さん(スポーツ会館=青山学院大教)が、50歳をすぎてからレスリングに取り組み、キャリア1年で初出場する。女子は8選手が参加する。



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