(2007年6月9日〜10日、東京・代々木第二体育館)


男子フリースタイル 男子グレコローマン 個 人 賞

55 松永共広(まつなが・ともひろ)=ALSOK綜合警備保障、2年ぶり2度目

 1980年6月27日、静岡県生まれ、26歳。静岡・沼津学園高〜日体大卒。静岡・焼津リトル時代に全国少年選手権5連覇のあと、95年に史上初めて全国中学生選手権3連覇を達成。97・98年に2年連続でJOC杯ジュニアを含め高校五冠王へ。01年は全日本選抜選手権3位のほか、学生二冠王と国体で勝ち、全日本選手権初優勝。02年は世界学生選手権で優勝。04年アテネ五輪は出場できなかった。05年はアジア選手権3位、世界選手権5位。06年は世界選手権代表を逃したが、06年度全日本選手権で3連覇を達成。163cm。
60 大沢茂樹(おおさわ・しげき)=山梨学院大、初

 1986年5月2日、茨城県生まれ、21歳。茨城・霞ヶ浦高卒。00・01年に全国中学生選手権2連覇を達成し、霞ヶ浦高時代の04年に高校3冠王者へ。山梨学院大へ進み、05年にアジア・ジュニア選手権で優勝し、全日本大学選手で1年生王者へ。国体でも優勝した。06年にもJOC杯ジュニア選手権で勝ち、世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得するなど、世界でも力を発揮。06年度全日本選手権は3位だった。166cm。
66 鈴木崇之(すずき・たかゆき))=警視庁、初

 1983年4月2日、京都府生まれ、24歳。京都・立命館宇治高〜立命館大卒。キッズ時代から全国に名をとどろかせ、全国大会6連覇、全国中学生選手権でも2連覇を達成。立命館宇治高時代の01年には高校三冠王へ。立命館大1年生で西日本学生王者となり、03年に全日本選抜選手権6位、全日本選手権2位など。同年は世界ジュニア選手権にも出場した。その後、けがもあってやや伸び悩んだが、最近復調してきた。170cm。
74 萱森浩輝(かやもり・ひろき)=新潟・新潟県央工高教、初

 1982年12月6日、新潟県生まれ、24歳。新潟・三条工高(現県央工高)〜日体大卒。高校時代に全国王者はなかったが、日体大へ進み、2002年のJOC杯ジュニア選手権74kg級で優勝。しかし在学中は以後のタイトルには恵まれず、団体戦でも活躍の舞台は少なかった。卒業後、05年全日本選手権で3位に入賞、06年全国社会人オープン選手権で優勝するなど力をつけ、06年度全日本選手権で2位に入賞し、日本一を目前とした。171cm。
84 鈴木豊(すずき・ゆたか)=自衛隊、初

 1979年2月27日、埼玉県生まれ、28歳。埼玉・埼玉栄高〜日大卒。高校時代の96年にJOC杯ジュニア選手権と国体のフリー68kg級で優勝。世界ジュニア選手権へも出場する。日大へ進み、98年に世界学生選手権76kg級へ出場し、全日本大学選手権3位。翌99年に全日本選手権3位などの成績を残したがタイトルには恵まれなかった。自衛隊に進み、国体や全日本社会人選手権で優勝するなどしたが、全日本王者には恵まれず、04年に正式に1階級アップ。06年の国体で優勝し、06年度全日本選手権で初優勝。175cm。
96 小平清貴(こだいら・きよたか)=警視庁、4年連続6度目

 1978年12月25日、茨城県生まれ、28歳。茨城・霞ケ浦高〜山梨学院大卒。高校時代の96年に国体優勝。山梨学院大へ進み、98年JOC杯ジュニアオリンピックで優勝。99・00年に学生二冠王へ輝き、00年に全日本選手権優勝。01年に東アジア大会2位のあと、初の世界選手権出場を果たした。03年に全日本選手権で優勝。アテネ五輪の予選に挑んだが、及ばなかった。04年に全日本選手権で優勝し、05年はアジア選手権5位、世界選手権出場。06年も世界選手権へ出場し、全日本選手権で5度目の優勝。182cm。
120 田中章仁(たなか・あきひと)=FEG、2年ぶり4度目

 1983年3月9日、福岡県生まれ、24歳。福岡・三井高〜専大卒。高校2年の99年に全国高校グレコ選手権で優勝。00年にインターハイ、全国高校グレコ選手権、国体で優勝。専大へ進み、01年に全日本王者へ。02年に世界学生選手権、世界選手権、アジア大会に出場した。03年は世界選手権への出場を逃したが、全日本選手権で優勝。しかしアテネ五輪出場は逃した。04年に4年連続で全日本王者を達成。05年はアジア選手権と世界選手権に出場した。06年はひざの治療で戦列を離れたあと復帰し、全日本選手権で6連覇を達成。183cm。


 

55 豊田雅俊(とよた・まさとし)=警視庁、2年ぶり5度目

 1976年10月25日、徳島県生まれ、30歳。徳島・穴吹高〜拓大卒。高校時代からグレコローマンで頭角を現し、93・94年に2年連続で高校3大タイトルを獲得。拓大2年生の96年にグレコローマンの学生ニ冠王へ。その後、全日本王者には手が届かずシドニー五輪を逃すなど、やや低迷した時期もあったが、02年に全日本選手権初優勝。03年に世界選手権へ初出場した。04年は五輪予選を勝ち抜き、国内でのプレーオフにも勝ってアテネ五輪出場を果たした。05、06年は連続で世界選手権出場。06年度全日本選手権で4度目の優勝を達成。162cm。
60 笹本睦(ささもと・まこと)=ALSOK綜合警備保障、7年連続7度目

 1977年10月21日、神奈川県生まれ、29歳。神奈川・向上高〜日体大卒。高校時代は無冠だったが、日体大で力をつけ、98・99年全日本選手権2位を経てシドニー五輪へ出場し8位。その後の世界学生選手権でも優勝した。01年世界選手権は7位。02年は世界選手権の上位入賞を逃したが、アジア大会3位に入賞し、全日本選手権でも優勝。03年も世界選手権へ出場。04年はアテネ五輪に出場し、5位に入賞。05年にアジア選手権3位、世界選手権10位のあと、06年にアジア大会で金メダルを獲得し、06年度全日本選手権で7連覇を達成し、天皇杯を受賞。163cm。
66 飯室雅規(いむろ・まさき)=自衛隊、3年連続6度目

 1978年2月28日、滋賀県生まれ、29歳。滋賀・日野高〜拓大卒。高校時代の95年にJOC杯ジュニアで優勝。拓大1年の96年に全日本大学グレコ選手権2位と頭角を現し、98年に学生王者へ。00年は世界学生選手権で6位入賞のあと、全日本選手権で初優勝。01年は世界選手権に初出場。02年は世界選手権、アジア大会に出場し、03年も世界選手権に出場したが、アテネ五輪の出場は逃した。05年はアジア選手権2位、世界選手権出場。06年のアジア大会で銅メダルを獲得。06年度全日本選手権で7連覇を達成。172cm。
74 鶴巻宰(つるまき・つかさ)=自衛隊、初

 1984年5月19日、山形県生まれ、23歳。山形・米沢工高〜国士大卒卒。高校1年生の時の00年JOC杯カデット選手権で3位に入賞。02年にインターハイ3位、全国高校グレコ選手権と国体グレコで優勝するなど力をつけ、全日本選手権でも4位へ。国士大へ進み、03年は全日本大学グレコ選手権の1年生王者へ。04年は2階級にまたがって学生二冠を制し、全日本選手権で優勝。05年はアジア選手権3位、ユニバーシアード3位など力をつけた。182cm。
84 松本慎吾(まつもと・しんご)=一宮運輸、8年連続8度目

 1978年3月3日、愛媛県生まれ、29歳。愛媛・津島高〜日体大卒。高校時代に国体王者へ。98年にフリー二冠を含めて学生四冠王へ。99年はグレコで学生二冠を制し、全日本選手権初優勝。シドニー五輪は逃したが、00年世界学生選手権4位。01年は東アジア大会で勝ち、アジア選手権2位のあと、世界選手権へ初出場。02年のアジア大会で金メダル。03年も世界選手権へ出場し、04年はアテネ五輪で7位に入賞した。05年はアジア選手権2位、世界選手権8位。06年も世界選手権9位、アジア大会3位の成績を残した。06年度全日本選手権で8連覇を達成。175cm。
96 加藤賢三(かとう・けんぞう)=自衛隊、2年連続4度目

 1980年9月28日、愛知県生まれ、26歳。愛知・星城高〜大東大卒。高校時代は国体などで優勝。大東大で99年JOCジュニア130kg級に優勝し、世界ジュニア選手権へ。00年も世界ジュニア選手権8位入賞。01年は全日本選抜選手権2位、全日本学生選手権優勝と力をつけ、02年は全日本選抜選手権と全日本選手権で優勝。03年の世界選手権へ出場したが、04年は五輪予選を勝ち抜けず、アテネ五輪出場を逃した。05年は世界選手権出場。06年の世界選手権では11位へ。06年度の全日本選手権で4度目の優勝を達成。183cm。
120 新庄寛和(しんじょう・ひろかず)=自衛隊、初

 1982年10月11日、大阪府生まれ、24歳。京都・南京都高〜国士大卒。高校2年の時に国体ベスト8などの成績を残し、3年生でインターハイ2位、全国高校グレコ選手権と国体で優勝した。国士大へ進み、02年にJOC杯ジュニアや新人戦で優勝。全日本大学グレコ選手権も4位入賞と力をつけた。03年はアジア選手権出場し、04年全日本選抜選手権で2位へ食い込み、全日本選手権で優勝。05年にアジア選手権出場。181cm。




明治乳業杯
笹本 睦
フリー最優秀選手
松永 共広
グレコ最優秀選手
松本慎吾



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