2009年 アジア選手権日本代表選手

(2009年5月2〜7日、タイ・パタヤ)




55 長谷川恒平(はせがわ・こうへい)=福一漁業

 1984年11月22日、静岡県生まれ、24歳。焼津リトルファイターズ出身。静岡・焼津中央高〜青山学院大卒。全国少年選手権4連覇、全国中学生選手権2連覇。焼津中央高時代に02年のインターハイなど7つの全国タイトルを獲得。青学大ではグレコローマンで03年に世界ジュニア選手権に出場し、05・06年の全日本学生選手権でも優勝する一方、フリースタイルでも全日本大学選手権3連覇を達成など。卒業後は日体大大学院に進んでグレコローマンに専念し、07年全日本社会人選手権優勝を経て同年の全日本選手権で初優勝。北京五輪予選を勝ち抜けず、五輪出場は逃したが、08年の全日本選抜選手権と全日本選手権を制覇。09年冬は欧州遠征2大会で連続優勝。164cm。
60 佐藤亮太(さとう・りょうた)=日体大OB

 1986年10月15日、青森県生まれ、22歳。八戸キッズ教室出身。青森・八戸工大一高卒。高校時代は全国大会無冠。日体大に進み、06年JOC杯ジュニアオリンピック2位となり、アジア・ジュニア選手権に出場。07年全日本学生選手権3位と力をつけ、08年全日本学生選手権で優勝し、全日本選手権で初優勝。171cm。 
66 藤村義(ふじむら・つとむ)=自衛隊

 1982年3月28日、山口県生まれ、27歳。山口・田布施農高〜徳山大卒。高校時代は全国大会無冠だったが、徳山大で西日本学生選手権2度優勝。ほかに03年の全日本大学グレコローマン選手権で2位。自衛隊に進み、05年ユニバーシアード代表、06年アジア選手権代表と実力をつける。国内では06年全日本選手権3位、07年全日本選抜選手権2位など、日本一にあと一歩と迫ったが、手が届かなかった。07年11月にはNYACホリデー・オープンで優勝し、08年北京五輪予選出場の機会も得たが、手が届かなかった。しかし08年全日本選手権で初優勝を達成。174cm。
74 鶴巻宰(つるまき・つかさ)=自衛隊

 1984年5月19日、山形県生まれ、24歳。山形・米沢工高〜国士大卒。高校時代の02年に全国高校グレコローマン選手権と国体グレコで優勝し、全日本選手権4位へ。国士大へ進み、03年は全日本大学グレコ選手権の1年生王者へ。04年は2階級にまたがって学生二冠を制し、全日本選手権で優勝。20歳6ヶ月3日のグレコローマン全日本王者は史上6位の記録。05年はアジア選手権3位、ユニバーシアード3位など力をつけた。07年全日本選抜選手権とプレーオフで全日本王者の菅太一を破り、世界選手権に初出場。07年は全日本王者を逃し、北京五輪予選出場の機会をもらったが生かせなかった。08年全日本選手権で優勝した。181cm。
84 斎川哲克(さいかわ・のりかつ)=両毛ヤクルト販売

 1986年3月11日、栃木県生まれ、23歳。栃木・足利工高〜日体大卒。高校時代の03年にJOC杯カデット選手権、全国高校生グレコローマン選手権、国体で優勝し、アジア・カデット選手権でも優勝。日体大へ進み、04年に1年生で全日本学生選手権に優勝。同年の全日本選手権では2位に入賞した。その後、けがによる戦線離脱もあったが、07年には2階級にまたがって学生四冠王に輝き、フリースタイルででも実力を見せた。同年全日本選手権は96kg級で北京五輪出場を目指したが、かなわなかった。08年は国体96kg級で北京五輪代表を破って優勝し、全日本選手権では本来の84kg級で初優勝。185cm。
96 北村克哉(きたむら・かつや)=FEG

 1985年12月14日、東京都生まれ、23歳。東京・東京工高(現駒場高)〜専大卒。高校時代の03年に全国高校選抜選手権120kg級3位、国体フリースタイル97kg級3位など。専大へ進み、04年JOC杯ジュニア選手権フリースタイル96kg級3位へ。05年に120kg級で全日本学生選手権を制し、全日本大学選手権は3位。全日本選手権でも3位に入賞した。06年は明治乳業杯全日本選抜選手権で勝ち、世界選手権へ出場。その後、グレコローマンに転向し、07年学生二冠(全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権)優勝などを経て、08年全日本選手権で優勝。182cm。
120 中村淳志(なかむら・あつし)=カンサイ

 1985年5月26日、奈良県生まれ、23歳。奈良・広陵高〜拓大卒。高校時代に国体2位。拓大に進み、05年JOC杯ジュニアオリンピックで優勝し、世界ジュニア選手権に出場。同年の全日本学生選手権3位、全日本大学グレコローマン選手権2位。07年にはフリースタイルの学生二冠を獲得した。同年の全日本選手権はグレコローマンで2位。08年5月には北京五輪予選出場に抜てきされたが、資格獲得はならなかった。同年の全日本選抜選手権と国体はともに2位だったが、全日本選手権で初優勝。184cm。




55 清水聖志人(しみず・せしと)=フリー

 1982年2月15日、宮崎県生まれ、27歳。茨城・霞ヶ浦高〜日体大卒。高校時代の1999年に全国高校選 抜大会などで優勝。日体大に進み、01年にJOC杯ジュニアオリンピック54kg級で優勝し、世界ジュニア選手権5位。同年の全日本選抜選手権3位。翌年もJOC杯で優勝し、アジア・ジュニア選手権に出場。03年に学生二冠(全日本学生選手権、全日本大学選手権)を奪取。04年は世界学生選手権4位と実力を伸ばした。同年の全日本選手権は2位。05年はユニバーシアード5位の成績を残し、06年から60kg級へ。11月のNYACオープン大会(米国)で優勝するなど国際舞台で活躍したが、全日本レベルの大会では結果が出せなかった。北京五輪の道が閉ざされた08年、再び55kg級に戻り、全日本選手権で3位に入賞。163cm。
60 前田翔吾(まえだ・しょうご)=日体大

 1987年5月23日、愛知県生まれ、21歳。刈谷チビッコ教室出身。愛知・星城高卒。高校時代には中京女大に通い吉田沙保里相手にも練習。高校3年の05年に、JOC杯ジュニア選手権で大学生に混じった中で2位となり、アジア・ジュニア選手権で3位位入賞。同年の国体で優勝。日体大へ進み、08年の全日本学生選手権で3位となり、同年の国体2位を経て、全日本大学選手権で優勝。全日本選手権でも初優勝を達成。170cm。
66 米満達弘(よねみつ・たつひろ)=自衛隊

 1986年8月5日、山梨県生まれ、22歳。山梨・韮崎工高〜拓大卒。高校時代は全国高校グレコローマン選手権と国体グレコで優勝するが、フリースタイルではインターハイ2位が最高。拓大に進み、2年生の時(06年)にJOC杯ジュニアオリンピックで優勝し、世界ジュニア選手権に出場。同年度の全日本選手権でアテネ五輪5位の池松一彦を破るなどして2位に躍進。07年はヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で2位に入賞するなど力をつけ、全日本学生選手権で優勝。全日本大学選手権は74kg級で2位。08年は世界学生選手権で優勝したあと、学生二冠(全日本学生選手権、全日本大学選手権)を制覇。全日本選手権で初優勝した。09年2月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)でも優勝。168cm。
74 長島和幸(ながしま・かずゆき)=クリナップ

 1981年9月25日、群馬県生まれ、27歳。太田倶楽部出身。群馬・館林高〜早大卒。高校時代の99年に双子の兄・正彦とともに四冠(全国高校選抜大会、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権、国体)を制覇。早大へ進み、00年にJOC杯ジュニア選手権76kg級で優勝し、世界ジュニア選手権へ出場。翌01年もJOC杯に勝ち、世界ジュニア選手権は6位入賞。同年、全日本学生王者へ。02年は学生二冠を制し、世界学生選手権で6位。04年は世界学生選手権で銅メダルを獲得。06・07年に全日本王者に輝いているが、世界選手権と北京五輪の出場は逃した。08年全日本選手権で3連覇を達成。175cm。
84 松本篤史(まつもと・あつし)=日体大

 1988年3月24日、群馬県生まれ、21歳。千代田ジュニア教室出身。群馬・館林高卒。高校時代の2005年にJOC杯ジュニアオリンピック・カデットで優勝し、アジア・カデット選手権で優勝。日体大に進み、06年のJOC杯ジュニア選手権で優勝し、世界ジュニア選手権は5位入賞。08年は学生二冠(全日本学生選手権、全日本大学選手権)を制覇し、国体は3位。全日本選手権で2位に躍進。09年2月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)では4位に入賞。181cm。
96 下屋敷圭貴(しもやしき・よしたか)=NEWS DERI

 1986年10月30日、青森県生まれ、22歳。八戸キッズ教室出身。青森・光星学院高〜日体大卒。高校時代は国体3位など。日体大へ進み、06年JOC杯ジュニアオリンピック3位、07年全日本学生選手権3位などを経て、08年の全日本学生選手権で優勝して初タイトル獲得。同年の全日本大学選手権は120kg級で3位へ。全日本選手権で2位に入賞した。182cm。
120 荒木田進謙(あらきだ・のぶよし)=専大

 1988年3月26日、青森県生まれ、21歳。八戸クラブ出身。青森・光星学院高卒。高校時代の04・05年に2年連続で高校三冠王を獲得するとともに、2年連続で全日本選手権2位。専大に進み、1年生の時(06年)にJOC杯ジュニアオリンピック、全日本学生選手権、全日本大学選手権と国体の学生タイトルを総なめにするとともに、アジア・ジュニア選手権で優勝。07年は故障で戦列を離れたが、08年は全日本選抜選手権で優勝し、世界ジュニア選手権で3位入賞。国体でも勝ち、全日本選手権で初優勝。180cm。




48 坂本真喜子(さかもと・まきこ)=自衛隊

 1985年11月20日、青森県生まれ。23歳。八戸キッズ出身。愛知・中京女大附高卒。00年全国女子中学生選手権優勝などを経て、姉・日登美(世界V2)を追って中京女大付高へ。02年に全日本選手権48kg級で勝ち、03年は世界選手権に出場して5位。アテネ五輪は伊調千春との争いに敗れて逃したが、05年世界選手権に出場して銅メダル獲得した。その後、伊調千春の壁を破れず、北京五輪出場も逃した。08年全日本女子選手権で優勝し、同年の世界女子選手権に出場し銅メダルを獲得した。全日本選手権では4年ぶり3度目の優勝。152cm。
51 堀内優(ほりうち・ゆう)=日大

 1990年12月23日、京都府生まれ、17歳。網野教室出身。全国少年少女選手権に5度優勝。2004・05年に全国中学生選手権2連覇。2004年からJOC杯のカデット、ジュニアにわたって5年連続優勝を達成し、この間、2005〜07年にアジア・カデット選手権で3年連続優勝。2008年は世界ジュニア選手権で優勝、国内では全日本女子選手権で2位のあと、全日本選手権で初優勝。09年3月にはワールドカップに出場し、シニアの国際大会を経験。155cm。
55 松川知華子(まつかわ・ちかこ)=ジャパンビバレッジ

 1984年9月13日、富山県生まれ、24歳。黒部スポーツ少年団出身。富山・富山一高〜日大卒。2001年全国高校女子選手権で勝ち、2002年のジャパンクイーンズカップ3位を経て全国高校女子選手権で2連覇を達成。2003年世界ジュニア選手権で4位入賞。2004年はアジア・ジュニア選手権で優勝した。2006年はアジア選手権で優勝し、ゴールデンGP決勝大会でも優勝。全日本選手権は2位へ。2007・08年の全日本選手権はいずれも2位。09年はワールドカップに出場。160cm。
59 伊藤友莉香(いとう・ゆりか)=環太平洋大

 1991年3月25日、大阪府生まれ、18歳。吹田市民教室出身。京都・網野高卒。05年全国中学生選手権優勝、07年全国高校女子選手権優勝。08年はJOC杯ジュニアオリンピック・カデットで優勝し、アジア・カデット選手権で優勝。全国高校女子選手権で2連覇を達成した。09年4月の全日本女子選手権では、全日本チャンピオンの山名慧を破るなどして2位に入賞した。159cm。
63 西牧未央(にしまき・みお)=中京女大

 1987年7月15日、大阪府生まれ。21歳。吹田市民教室出身。愛知・至学館高卒。大阪・吹田市民教室時代から全国に名をとどろかせ、全国少年選手権7年連続優勝。中学時代は2000カラ年に3年連続で全国大会二冠(全国中学生選手権・全国女子中学生選手権)を制した。2004年ジャパンクイーンズカップ59kg級で優勝。2005年はアジア・ジュニア選手権と世界ジュニア選手権の63kg級で優勝した。2006年もJOC杯ジュニア選手権で勝ち、世界ジュニア選手権で優勝。59kg級の全日本チャンピオンに輝いたが、2007年世界選手権出場は逃した。同年全日本選手権は67kg級で優勝。2008年に世界選手権初出場で初優勝を飾り、63kg級で初の全日本チャンピオンに輝いた。160cm。
67 井上佳子(いのうえ・よしこ)=中京女大

 1988年4月26日、山口県生まれ。チャレンジ出身。愛知・至学館高卒。20歳。2004・05年に全国高校女子選手権優勝。2005年はアジア・カデット選手権でも優勝した。2006年はJOC杯ジュニア選手権で勝ち、世界ジュニア選手権で優勝。全日本選手権でも初優勝した。2007年はジャパンビバレッジ・クイーンズカップで2位となったが、プレーオフに勝って世界選手権に出場し5位に入賞。その後、59kg級に落としたが結果を出せず、67kg級に戻して08年全日本選手権で2度目の優勝。09年3月のワールドカップに出場。160cm。
72 佐野明日香(さの・あすか)=自衛隊

 1982年5月27日、愛媛県生まれ、26歳。愛媛・宇和島東高〜帝京大まで柔道に親しみ、自衛隊へ。けがで伸び悩み引退も考えたが、レスリングと出合って再起。2006年度の全日本選手権で2位へ。2007年はNYACホリデー・オープン大会(米国)で2位となり、08年ワールドカップに選抜されるなど国際大会も経験した。この間、国内では67kg級に落としたあと、08年全日本選手権で72kg級に戻して初優勝。09年ワールドカップに2年連続で出場。168cm。


【ビーチ・男子】

鈴木崇之(すずき・たかゆき)=警視庁

 1983年4月2日、京都府生まれ、26歳。宇治教室出身。京都・立命館宇治高〜立命館大卒。キッズ時代から全国に名をとどろかせ、全国少年大会6連覇の偉業を達成。全国中学生選手権でも2連覇を成し遂げた。立命館宇治高時代の01年には高校三冠王(全国高校選抜大会、インターハイ、国体)に輝く。立命館大1年生の02年に西日本学生王者となり、03年に66kg級で全日本選抜選手権6位へ。天覧試合となった同年の全日本選手権では世界3位の池松和彦に善戦して2位へ。同年は世界ジュニア選手権にも出場した。その後、けがもあってやや伸び悩み、学生の大会でも優勝を逃すなどしたが、復調し2007年世界選手権で9位へ。北京五輪出場を逃し、74kg級にアップした。170cm。
坂本憲蔵(さかもと・けんぞう)=自衛隊

 1984年9月19日、熊本県生まれ、24歳。大分・日本文理大付高〜日本文理大卒。高校時代の02年に国体で優勝。日本文理大に進み、2年生の04年に全日本学生選手権で優勝し頭角を表す。06年は全日本大学選手権3位、全日本選手権2位。その後、07・08年全日本選手権は3位など、日本一を前に足踏みしている。18cm。


【ビーチ・女子】

西牧未央(にしまき・みお)=中京女大

 (上記参照)
井上佳子(いのうえ・よしこ)=中京女大

 (上記参照)




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