永田克彦が世界6位を破る!…世界グレコ選手権第2日目(午後)




 世界グレコローマン選手権第2日は10月3日、パリ郊外クレテーユのロバート・ウーブロン・スポーツ・ホールで後半の3階級がスタート。午後の部(日本時間4日早朝)で、60kg級の笹本睦(綜合警備保障)と74kg級の永田克彦(新日本プロレス職)がともに安定した試合運びで初戦(2回戦)を勝った。永田は昨年世界6位の選手が相手だった。

 各選手の成績は下記の通り。(細線は既報)(写真=保高幸子)


 【60kg級】笹本睦(綜合警備保障)   42選手出場

予選1回戦 BYE
予選2回戦 ○[Tフォール、5:08=10-0] Alois Fassler (スイス)

   

 《経過》笹本は第1ピリオド、ちょっと慎重的なレスリングを見せたものの、ローリングを2回転で4−0とリード。第2ピリオドは積極的に攻め、パーテールポジションのチャンスで俵返しなどで攻め、10ポイント差をつけた。3回戦は釜山アジア大会の3位決定戦で勝ったカザフスタン選手と対戦する。


 【74kg級】永田克彦(新日本プロレス)   40選手出場

予選1回戦  BYE
予選2回戦 ○[3−1] Michal Jaworski(ポーランド)

    
  
 《経過》第1ピリオドは押し合いで一進一退。永田は終盤でヤボルスキに前崩しをかけて先制点を取った。第2ピリオドに入ってペースを上げた永田だったが、息切れしたのか逆にパッシブを取られ、リフトで同点へ。もう1回トライされたが、永田はうまくステップ・オーバして、相手を押さえて3−1へ。そのままのスコアで試合終了。昨年の世界6位を破る幸先いいスタートとなった。3回戦はリトアニア選手が相手。


 【96kg級】加藤賢三(自衛隊)   43選手出場

予選1回戦 ●[0−3] Ali Mollov(ブルガリア)
予選2回戦 BYE




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