松本慎吾は五輪V2のイェルリカヤ(トルコ)が初戦…世界グレコ選手権組み合わせ



 2日からパリ郊外のクレテイユのロバート・ウーブロン・スポーツ・ホールで行われる世界グレコローマン選手権の4階級の計量と組み合わせ抽選が1日(日本時間2日早朝)、フランスの国立スポーツ・体育研究所で行なわれ、期待の84kg級の松本慎吾(一宮運輸)は昨年と同じく、初戦で五輪V2のハムザ・イェルリカヤ(トルコ)と対戦することになった。

 日本選手の組み合わせは下記の通り。


 【55kg級】=35選手出場

 豊田雅俊(警視庁)は、6月のアジア選手権で3位に入った韓国のIm Dae-Wongと同ブロック。勝つとベスト11。決勝トーナメント予備戦では、ヨーロッパ選手権3位のOleksiy Vakulenko(ウクライナ)との対戦が予想され、ここで勝つか、負けても内容によって五輪出場資格に手が届く。

 今年のヨーロッパ・チャンピオンのMarian Sandu(ルーマニア) とOleg Nemchenko(ロシア)、大ベテランのドイツのOleg Koucherenko(ドイツ)が同ブロックとなり、優勝候補で一昨年の世界チャンピオンのHassan Rangraz(イラン)は豊田と反対のブロック。

 《試合予定》
予選1回戦  BYE
予選2回戦 Tero Katajisto (フィンランド)
予選3回戦 Im Dae-Wong (韓国)


 【66kg級】=46選手出場

 飯室雅規(自衛隊体育学校)はドイツ、ルーマニアと同ブロック。勝ち抜いたあと、五輪出場資格獲得にはもう1勝が必要だが、決勝トーナメント予備戦ではコロンビア、ボヘミア、台湾の勝者との対戦になるので、予選リーグを突破すれば資格獲得の可能性が強い。

 昨年の世界チャンピオンのJimmy Samuelsson(スウェーデン)と準優勝のFerik Mansurov(アゼルバイジャン)は準々決勝で対戦か? ヨーロッパ・チャンピオンのSeref Eroglu(トルコ)とヨーロッパ3位のSergei Kuntarev(ロシア)は同じブロック。

 《試合予定》
予選1回戦 Jannis Zamandouridis (ドイツ)
予選2回戦  BYE
予選3回戦 Ion Panait(ルーマニア)


 【84kg級】=44選手出場

 松本慎吾(一宮運輸)は昨年に続いてオリンピック2連覇しているHamza Yerlikaya(トルコ)と対戦。予選リーグを勝ち抜いたら、決勝トーナメント予備戦で1999年の世界チャンピオンLuis Mendez(キューバ)と当たることが予想され、ここで勝って五輪出場資格獲得となる。

 2連覇しているデフェンディング・チャンピオンのAra Abrahamian(スウェーデン)とヨーロッパ優勝のAlexei Michin(ロシア)は松本と同じ側のブロック。

 《試合予定》
予選1回戦 Hamza Yerlikaya (トルコ)
予選2回戦 Vitaly Ogulev (豪州)
予選3回戦  BYE


 【120kg級】=33選手出場

 鈴木克影(警視庁)はウクライナ、リトアニアと同リーグ。欧州チャンピオンのJuha Ahokas(フィンランド)と世界2位のMihaly Deak-Bardos(ハンガリー)と同じブロック。

 反対側のブロックには、シドニー五輪金メダリストのRulon Gardner(米国)と2001年の世界ジュニア・チャンピオンのKhassan Baroev(ロシア)がいる。

 《試合予定》
予選1回戦   BYE
予選2回戦  Kostiantyn Stryzhak (ウクライナ)
予選3回戦  Mindaugas Mizgaitis (リトアニア)



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