米国女子チームのコーチに八田忠朗氏




 ことし9月にニューヨークで行われる世界女子選手権の米国チームのコーチに、米国在住の八田忠明氏が選ばれた。八田氏は、日本レスリング界の祖でもある八田一朗・元日本協会会長の次男で、全米学生チャンピオンの実績。コーチとしても評価が高く、バルセロナ五輪では米国チームのコーチとして五輪V2を達成したジョン・スミスのセコンドについている。

 
米国は99年の世界選手権では2人のチャンピオンを輩出し団体優勝を遂げたが、その後はふるわず、01年は「銀2」、昨年は「銀1、銅1」に終わっており、世界チャンピオンを輩出していない。02年は国別対抗得点で6位にも入れなかった。

 米国がこの時期にコーチを決めたのは、地元での世界選手権に並々ならぬ意欲とともに、日本のレスリングを知っている八田氏をコーチにすることで、日本に対抗できるチームづくりのためと思われる。



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