グレコローマンのルールが変更へ【2009年2月5日】



 国際レスリング連盟(FILA)は先週末にイタリア・ローマで開催した理事会で、主にグレコローマンのルールを変更することを決めた。詳細は不明だが、グレコローマンではスタンド戦の比率(時間)が高くなるルールだという。フリースタイルでもボールピックアップに微修正があるようだが、大勢に影響はないもよう。今月10日までに文書で各国へ通達される予定。

 ルール変更については、昨春、FILAの中で改正を検討する委員会が発足し、北京五輪後、いくつかの大会でテストされた。しかし11月下旬のFILA理事会でどの案も採用しないことになり、「変更なし」と決定された。その後、この決定に対して不満が高まったものと思われる。

 日本協会審判員会は、FILAからの通達を待つとともに、学生選抜の米国遠征と全日本チームの欧州遠征で帯同する審判員から情報収集し、正式なルールが分かり次第、公示するという。


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