栄和人女子強化委員長(中京女大教)が怜那さんとの結婚披露【2009年2月1日】



 日本協会の栄和人・女子強化委員長(中京女大教)が1月31日、名古屋市のホテルで中京女大での教え子で昨年5月に入籍した怜那さん(旧姓岩間=2000年世界2位、W杯2度優勝など)との結婚を披露。約400人の招待客が2人の門出を祝福した。

 発起人代表の谷岡郁子・中京女大学長(参議院議員、愛知県協会会長)のあいさつでスタート。2004年アテネ五輪から選手団が帰国した夜、当時離婚して単身だった栄監督(当時全日本コーチ)に「1人では身がもたないから、だれかを紹介するわよ」と話したところ、はっきりした返事がなく、「これは意中の人がいると思った」という裏話を披露。怜那さんの故郷の岩手県出身である民主党の小沢一郎代表の「岩手県の女性を射止めるとは、栄監督も目が高い」といったメッセージを朗読した。

 指輪の交換では、怜那さんが緊張のあまりか栄強化委員長の右手薬指にリングをはめ、栄委員長も気づかずに進行。カメラを構えていた人たちから「手が違う」と指摘され、慌ててやり直す一幕も(左写真)

 中京女大のOGも多数参加した。世界最強の女子レスリング軍団に成長した同チームだが、これだけ多くのOGが一堂に会したのは初めてだそうで、オリンピックの壮行会以上の数が集まったという(右写真)。代表して、「OGの番長」「和田アキ子」と紹介された越智雅子さん(1998年世界ジュニア選手権4位)と「OGの陰の番長」と紹介された世界V6の坂本日登美コーチ(自衛隊)の2人が、栄強化委員長への感謝の言葉と2人の幸を祈るあいさつをし、門出を祝福した。

 パーティーの最後は、怜那さんが母子家庭で3人の子を育ててくれた母に感謝の手紙を朗読。栄強化委員長が「私を中京女大へ引っ張ってくれた谷岡学長に感謝したい。前は勢いで離婚に応じた。今度は離婚を切り出されても、絶対に離婚しない。自分に悪いところがあれば、土下座してでも謝って引きとめ、一生添い遂げたい」と宣言した。

 男子の全日本チームはすでに始動しているが、女子チームは昨年終盤に世界女子選手権、全日本選手権と続いたこともあり、「今は充電期間」(日本協会・木名瀬重夫専任コーチ)とのこと。3月に全日本合宿を1度行い、21〜22日に中国・太原で行われるワールドカップに出場する。なお、ジュニア・チームは現在カナダに遠征しており、3月初めにはカデット・チームがスウェーデンに遠征する予定。


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