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全日本選抜選手権最終日にグラップリングとパンクラチオンの模範演技【2010年4月23日】


 世界選手権の代表を決める明治乳業杯全日本選抜選手権(5月1〜3日、東京・代々木競技場第2体育館)の最終日に、レスリングの新スタイルであるグラップリングとパンクラチオンの紹介を兼ね、模範演技が行われることになった。準決勝前の午後1時ころから行われる。

 披露してくれるのは、3月末にポーランドで行われた世界選手権のグラップリングGi(道着着用)90kg級で日本選手として初めて優勝した久能孝徳選手(太田章ク)と
パンクラチオン80kg級で優勝した山田崇太郎選手(Brave)。久能選手はグラップリングを、山田選手はパンクラチオンを、パートナー相手に実演する。解説は世界選手権の両スタイルに出場した白井正良選手(キャストトランスポート)。

 グラップリングは「関節技のあるレスリング」、パンクラチオンはレスリングのほか、打撃・関節技のある総合格闘技。古代オリンピアで行われていた格闘技を復活させた。ともに国際レスリング連盟(FILA)がレスリングの新スタイルとして認定。世界的な普及を目指しており、8月に北京で13の格闘競技が集まって実施される「第1回スポーツ・アコード・コンバットゲームズ」(主催:国際競技連盟連合=GAISF)のレスリング競技で実施される。

 女子レスリングがスタートした時も、男子の大会の合間に女子のエキシビションマッチ等を実施し、普及広報に努めた。日本格闘競技連盟の鎌賀秀夫事務局長は「まず競技の存在を知ってもらいたい。少しずつでも競技人口を増やしたい」と、普及にかける意気込みを話した。

関節技のあるレスリング「グラップリング」 現代によみがえった古代の総合格闘技「パンクラチオン」

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